阪神淡路大震災から28年 1.17のつどい「むすぶ」の文字に祈り込め
6434人が亡くなった阪神淡路大震災から17日で28年を迎えた。神戸市中央区の東遊園地では、同日早朝から「阪神淡路大震災1.17のつどい」用意された竹灯籠や紙灯籠にロウソクに火が灯された。 【写真特集】阪神淡路大震災『1.17の記録』・神戸市オープンデータから
1.17のつどいは、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災で亡くなった人たちを追悼するとともに、震災で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継いでいくために行われる追悼行事。 今年も15日からボランティアを中心に準備が進められ、設置された竹灯籠や紙灯籠、約1万本が「むすぶ」の文字になるよう並べられた。
この灯篭を並べて作られた「むすぶ」の文字には、震災経験者や震災を知らない世代、被災者やそれを支える人らを「むすぶ」という意味を込めて公募で決められた。
同日午前5時ごろから多くの人が東遊園地を訪れ、ロウソクに火を灯した。そして、震災の発生時刻である同日午前5時46分がスピーカーから流れる時報の音声で伝えられると、集まった人たちが静かに目を閉じ、手を合わせ、犠牲者への黙祷をささげていた。