「アメリカではマナー違反」 日本では日常茶飯事 アメリカ育ちの子どもたちが「見たことがなかった」光景とは
公共トイレにもほぼ備わる機能に愕然
子どもたちが日本で驚いたことは、ほかにもあります。 多くの外国人観光客が驚く日本のトイレ。3人のアメリカ育ちの子どもたちも、例外ではありませんでした。 アメリカでは、トイレのドアは閉まっていても、ドアの上下や壁との隙間が大きく開いていることがしばしば。また、日本のトイレは暖房付き便座、シャワー機能、自動洗浄やトイレ用擬音装置などさまざまな機能が備えつけられ、快適に利用できるよう多くの工夫が施されています。 「温水洗浄便座はお金持ちのおうちにしかないものだと、子どもたちは思っていたそうなんです。でも、日本では公共トイレにもほとんど備わっていることに、衝撃を受けていました」 日本人は当たり前に感じるトイレ機能。世界的にみると利便性が高く、先進的に映る憧れのアイテムのようです。
将来は日本に帰りたい思いも 理想は二拠点生活
アメリカに移住して23年目のシノブさんは、日系企業で経営事務という本業の傍ら、副業でアメリカの保険商品の仲介業も行っています。加えて、ポッドキャストにYouTube配信と、そのパワフルさとバイタリティはあふれんばかりです。 将来、日本に帰ってきたいという思いもあるのだそう。ただ、3人の子どもたちは英語を母国語とし、アメリカで生活基盤を作っています。それもあり、現実的にはこのままアメリカでの生活を続けていく覚悟です。 「一番の理想は、たくさん稼いで、日本とアメリカのどちらででも暮らせるようになることです」 豪快に笑いながら、今日も育児に仕事に奔走しています。 ◇シノブ・フィリップス 日本で大学を卒業後、オーストラリアへ2年留学。帰国後にアメリカ人と結婚し、長女・エリカちゃんを日本で出産。2002年にアメリカ移住。次女・アシュリーちゃん、長男・ショーンくんをアメリカで出産。2011年に前夫と離婚、2013年にアメリカ在住イギリス人のアンディさんと再婚。YouTubeチャンネル「Braisians」やポッドキャスト「毒舌アメリカンライフ」を運営中。
Hint-Pot編集部