注文住宅で「もっとこうしておけばよかった!」…経験者に聞いたリアルな後悔・失敗談
材質選びに失敗した!
「無垢材はへこみがきになる」(23歳女性/学生・フリーター) 「床を栗材にしたが想定より黒く、部屋が暗い感じになったしまった」(60歳男性/その他) 「お風呂の壁をタイルにしてしまったのを後悔。カビが生えやすく、掃除が大変」(68歳女性/主婦) 材質選びからこだわれるのも注文住宅の醍醐味ですが、ここにも落とし穴が。サンプルで見るとおしゃれに感じられても、実際に暮らし始めると「なんか微妙……」となってしまうこともあるようです。
もう少しデザインにこだわればよかった!
「予算の都合でオプションをつけなかったら、平凡な間取りと内装になってしまいました」(63歳女性/主婦) 「もう少しデザインにこだわればよかった。おしゃれな家にあこがれる」(67歳男性/その他) 「ベテランの職人さんに依頼。しっかりとした出来上がりには満足だが、もう少し洒落たスマートさが欲しかったかも」(70歳男性/その他) オリジナリティを追求できる注文住宅なのに、無難なデザインに落ち着いたのを後悔する声も。とはいえ、あまり奇抜にすると、何らかの事情でその後、自宅を売りに出すことになった際、外観がネックになってなかなか買い手が見つからない……なんてエピソードも耳にします。 デザインにとことんこだわるのか、それとも、飽きのこないスタンダードなものでよしとするのかも悩みどころかもしれません。
その他、こんな失敗談も…
「造り付け家具を付けすきて、部屋の模様替えができない」(58歳女性/総務・人事・事務) 「ロフトに上がる手段をはしごにしたが、怖くて登れない。階段にすればよかった」(53歳女性/主婦) 「生活に何が必要か知識がないまま設計したら、コンセントが足らない。パソコン用に少し多めに作っておけばよかった」(60歳男性/その他) 「建築中に立ち会うことがほとんどなく、後から細かいところでアレと思うことが。勝手口横の蛇口と玄関脇の蛇口のサイズが違っていたとか」(61歳男性/公務員) 「細かなことを言うと、階段の照明スイッチの位置が少し不便。もう少し位置を考えて設置すればよかったと思う」(68歳男性/その他) 一生に何度も経験することのない注文住宅の設計だからこそ、なかなか完璧にはいきませんよね。とはいえ、「特に失敗したことはない」とのコメントも全体の約2割、33件ありました。 既製品ではなく、自分の理想を作り上げる注文住宅では、できるだけ後悔はしたくないもの。今回ご紹介した経験者の声もぜひご参考にしてみてくださいね。
中田綾美