【2歳馬ジャッジ】エンブロイダリーがGⅠ好走を期待させる好指数V ファイアンクランツは古馬重賞級の上がりを記録
7月27日(土)新潟3R 優勝馬 エコロアゼル 指数-4(ダート) 評価B
3番枠から五分のスタート。芝の部分ではダッシュがつかなかったが、ダートコースに入ると加速して先頭に立った。そこからも緩みないペースで走り、半馬身ほどの差で直線へ。直線序盤は軽く追われて1馬身差。ラスト1Fで追われると一気に後続を引き離して2馬身半差で完勝した。 エコロアゼルもジャスパーディビネと同じく森秀行厩舎の管理馬でOBSマーチセールの出身という変わった毛色の馬である。
7月28日(日)新潟1R 優勝馬 アーリントンロウ 指数-5 評価B
8番枠からトップスタートを決めて、そのまま逃げた。道中、先行各馬が抑えていたが、3F通過33秒9、5F通過57秒4と数字を見るとかなりのペース。3~4角で外からダノンブランニューが並びかけてきたが、それでも仕掛けを我慢して直線へ。直線序盤で追われると後続に1馬身半差。ラスト1Fでもその差を守り切って1馬身3/4差で勝利した。 前走の新馬戦では1番枠からやや出遅れ、促されてもなかなか加速せず、中団最内からの追走となった。4角で外に出されると直線で長く良い脚を使って2着に食い込むという、見どころのある競馬。しかし、デビュー2戦目の今回は前走から一転。トップスタートからの逃げ切りだった。 今回の走破タイム1分20秒6は2歳レコードタイムだが、超高速馬場によるところが大きく、指数は飛び抜けて優秀だったわけではない。むしろ新馬戦時の差し脚の方が印象に残る。差す競馬でもう一段階上の伸びに期待したい。
7月28日(日)新潟2R 優勝馬 スカイブルー 指数-8(ダート) 評価B
大外9番枠からトップスタートを決め、軽く促してハナを主張。楽に先頭に立ったが、息を入れようとしたところでジャスパーソレイユが内からプレッシャーをかけてきた。これにより道中は緩みない流れになった。3~4角で今度は外からジャスパーソレイユが絡み、スカイブルーは半馬身差のリードで直線へ向いた。 逃げるスカイブルーの鞍上はかつて南関東で名を馳せ、中央に移籍してきた戸崎圭太騎手。それを追うジャスパーソレイユの鞍上は大井の笹川翼騎手。この二人による一騎打ちになった。ラスト2Fでスカイブルーは3/4差ほど前に出ていたが、ジャスパーソレイユも食い下がる展開に。最後はスカイブルーが1馬身差で勝利した。 本馬はここまでの2戦が芝で5、5着。今回はデビュー3戦目で初ダート。前走、タフな馬場の小倉で逃げて厳しいペースを経験していたことが最後の粘りに繋がったのだろう。今後も勝ったり負けたりしながら活躍してくれそうだ。 2着のジャスパーソレイユは今回がデビュー戦。こういう変わった使い方をするのは、「やはり」というべきか、森秀行厩舎。こちらも、前日の新馬戦を勝利した2頭と同じくOBSマーチセールの出身だ。前日の2頭よりも好指数の走りだったが、結果は2着。順調にいけば、そう遠くないうちに未勝利を突破し、使われながら上を目指す馬となるだろう。