【2歳馬ジャッジ】エンブロイダリーがGⅠ好走を期待させる好指数V ファイアンクランツは古馬重賞級の上がりを記録
7月28日(日)新潟3R 優勝馬 ディアナザール 指数-3 評価B
6番枠からトップスタートを切ったが、前を主張する外の馬たちに行かせて好位の内目に控えた。道中で外からオンザムーブが2番手に上がって、道中は3列目の内。3~4角で少しずつ押し上げて2列目の中目から直線に入った。直線序盤で前2頭の外に誘導するとラスト2Fで先頭。ラスト1Fではヨレる場面もあったが、外から迫る2頭を振り切って3/4差で勝利した。 母はデビュー当初から評判が高く、後に京都牝馬S、関屋記念を勝利した名牝ドナウブルー。子供たちの活躍馬が多く、ディアナザールも1番人気と高い評価をされていた。 指数はまずまずといったところ。上がり3Fタイム33秒9。ラスト2Fは11秒2-11秒5。超高速馬場の新潟だったことを考えると、そこまで高くは評価できない。それでも血統馬だけに今後の成長力に期待したい。
7月28日(日)新潟4R 優勝馬 プロクレイア 指数-2 評価B
11番枠からやや出遅れたが、そこから無理をさせずに後方4番手辺りを追走。3角過ぎで外から進出して4角では中団。直線で進路がある外に出て、ラスト2F標手前で軽く仕掛けると1番人気のダンケルドの後ろまで上がった。ダンケルドが追われて先頭に立つと、それを目標に追い出され、最後にしっかりと差し切って3/4差で勝利した。 上がり3Fタイムは33秒8、ラスト2Fは11秒1-11秒7で、ともにまずまず。3着以下には差を付けた着差構成となっているので、その点は高評価できる。使われながら上を目指す馬となりそうだ。
7月27日(土)札幌5R 優勝馬 アルテヴェローチェ 指数-5 評価A
12番枠から五分のスタート。そこから促されて4番手を追走した。押して行ったがスムーズに折り合いはついていた。3、4角で3頭分外を回って先頭列で直線へ。直線序盤で追われるとラスト1Fで先頭に。抜け出したところを、同馬をマークしていたヒシアマンに迫られたが、踏ん張ってクビ差で勝利した。 このレースでは上位2頭が3着以下に5馬身差を付けており、どちらもなかなかの好指数を記録した。当然、今後が楽しみである。 1番人気の本馬はセレクトセールにて9,900万円(税込)で取り引きされた。2番人気は1億780万円のヒシアマン。3番人気が5,280万円のホウオウライダイ。他にもセレクトセール出身馬が多数いる新馬戦だったが、多くは購買価格どおりの人気順となっていた。セリの購買価格が能力に比例することが多くなったと感じさせた新馬戦だった。