「齋藤式 満腹やせメソッド」は、脂肪が勝手に落ちていくだけじゃない! 驚きの効果とは?【更年期世代の我慢しないで内臓脂肪が勝手に落ちるプロジェクト⑤】
放っておくと生活習慣病を招く内臓脂肪。その内臓脂肪が勝手に落ちていく効果がある3つのメソッドには、内臓脂肪が落ちる以外にも多くの健康効果があるとのこと。それを知ったらますますやる気になりそう! どんな効果があるのかを、形成外科専門医であり分子栄養学認定医でもある齋藤真理子さんに教えていただいた。
内臓脂肪を減らす“齋藤式満腹やせメソッド”の驚くべき健康効果
内臓脂肪を落とすためには、脂肪燃焼体質になって、血糖値を安定させることがポイントで、それをかなえるのが齋藤先生が考案した以下の3つのメソッド(具体的な方法は第3回<2カ月で-6kgに成功した医師が伝授! 勝手に内臓脂肪が落ちていく3つのメソッドとは!?>を参照)。 この3つのメソッドは、「齋藤式満腹やせメソッド」と名づけられている。 《齋藤式満腹やせメソッド3つのポイント》 ① MCTオイル生活 ② 満腹フードを使ってラクに糖質を減らす ③ 戦略的間食をとる このメソッドを実践すると、内臓脂肪を落とす以外にも、以下のような6つの効果が期待できるとか。どんな効果なのかを齋藤先生に伺った。
効果1 万病のもとの慢性炎症を抑える
齋藤式満腹やせメソッドは、MCTオイルをとることが大きな特徴だが、MCTオイルをとることで慢性炎症を抑える効果が期待できるとか。 「炎症とは、体で刺激やストレスを受けたところが、熱を持ったり腫れたりすることです。炎症は、実は臓器や血管など体のさまざまな部分で起こっていて、普通はそのうち治るのですが、軽い炎症がいつまでも治らずにくすぶり続けると慢性炎症になります。 慢性炎症が起こると、全身に飛び火してあちこちで機能不全を起こし、血圧や血糖値が上がったり、風邪をひきやすくなったり、がん細胞が育ちやすくなるなど、まさに万病のもとに。 また、MCTオイルは、抗炎症性サイトカインであるIL-10の分泌を増やし、炎症を抑え込む作用のあることがわかっています。 その結果、万病のもとである慢性炎症を防いでくれるのです。花粉症などのアレルギー症状も炎症反応のひとつなので、その症状の改善効果も期待できます」
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