「齋藤式 満腹やせメソッド」は、脂肪が勝手に落ちていくだけじゃない! 驚きの効果とは?【更年期世代の我慢しないで内臓脂肪が勝手に落ちるプロジェクト⑤】
効果5 シワやたるみの原因になる“糖化”を防ぎ、若々しい肌を保つ
近年、体の“糖化”が肌の老化を進める大きな原因として知られるようになったが、齋藤式満腹やせメソッドには糖化予防効果も。 「血糖値が高い状態が続くと、血中の糖とタンパク質が結合して“糖化”し、AGEs(終末糖化産物)が生まれます。血糖値が高くなる食生活をしているとAGEsが蓄積し、すると炎症を促す活性酸素も増えてしまい、シワやたるみなどの肌の老化も進みます。 齋藤式満腹やせメソッドは、食後の血糖値を上げにくくする食事術なので、AGEsが生まれる機会がグッと減り、肌の老化予防につながるのです。MCTオイルは全身の肌細胞の新陳代謝も促すので、その面からも肌の若返り効果が期待できます」
効果6 体温の低下を防ぎ、免疫力アップや冷え改善をサポート
効果3で、齋藤式満腹やせメソッドには腸内環境を整えることから、免疫力アップ効果が期待できるとご紹介したが、別の面からも免疫力アップを助けてくれるとか。 「体温が下がると臓器が正しく機能しにくくなり、免疫力が下がりやすくなるといわれています。MCTオイルは素早く消化吸収されるので、継続的にとると、体内のエネルギー源が常に備わっている状態になり、熱産生が楽になります。 そして、MCTオイルをとってケトン体が増えるとミトコンドリアが活性化して、エネルギーをたくさん生み出す体になることで熱が生まれ、それによっても体が温まります。 そのため体内の温度が高めに保たれ、免疫力の底上げや冷え症改善の手助けになるのです」 このようにたくさんの効果がある齋藤式満腹やせメソッド。内臓脂肪を落としたい人だけではなく、健康を維持したい人や、老化を防ぎたい人なども、ぜひ試してみて。
【教えてくれたのは】 齋藤真理子さん 医学博士。日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。医療法人社団山本メディカルセンター理事長。2010年に同センターに入職し、皮膚科・形成外科を立ち上げる。アンチエイジング分野にも取り組み、メディカルエステ、ドクターズコスメなどの開発・販売も手がける。2016年山本メディカルセンター2代目院長に就任。皮膚科・形成外科、美容皮膚科、内科、人間ドック、訪問看護ステーションを統括。分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン「桜山茶寮」も運営。著書に『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)がある。 写真/Shutterstock 取材・原文/和田美穂
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