ソースネクスト、「AI本格翻訳」発売 小嶋社長がAI製品の事業戦略発表
ソースネクストは11月21日、AIに関する事業戦略発表会を行った。オフラインで翻訳ができるPCソフト「AI本格翻訳」を同日発売したことを発表した。小嶋智彰社長は、「AIなど、先進技術を分かりやすい形にして消費者に届けるのが当社の役割。『新しい技術は難しい』というギャップを埋めていきたい」などと話した。 【<画像7点>AI翻訳機の詳細な特徴】 同社では近年、AIを活用した文字起こしツール「オートメモ」や、AIを活用したゴルフデバイス「バーディ・トーク」など、AIを活用した商品の開発に注力している。11月21日に発売した「AI本格翻訳」もその1つだ。 「AI本格翻訳」は、オフラインで翻訳ができるPC用ソフト。オフラインでありながら、オンライン翻訳並みの精度を持つことが特徴だとしている。 「オンライン翻訳は精度が高く、一般にも浸透してきている。一方、セキュリティーの観点から、官公庁や大手企業では導入が見送られている。新商品では、そういった層をターゲットにしていく」(小嶋社長)と話す。 3月には、ユーザー辞書機能を無料でアップデートする予定。現在は日英のみの対応だが、今後は多言語に対応する機能も搭載を予定しているという。 価格は税込1万9800円。11月29日には、法人向けのライセンス版の発売も予定しているという。同社では2027年3月までに、販売台数5万台、売上高10億円を目指すとしている。
日本ネット経済新聞