近藤真彦が着る、“ちょいギラリ”なオトコのスタイル PART 3
Etro/パジャマ風セットアップにジャケットでケジメを
大胆にして緻密、優雅な中にもさり気ない遊び心が宿る。そんな大人に映える、“ちょいギラリ”なパターンアイテムと出会えるのがエトロ。新たにクリエイティブディレクターに就任したマルコ・デ・ヴィンチェンツォが手がける初の春夏コレクションにも、多彩なパターンが揃いました。
マッチが着こなすのは、上質なシルクに艶やかなボタニカル柄をプリントしたボーリングシャツとイージーパンツのセットアップ。柄の位置を指定する「ピアッツァータ」という技術を駆使し、モチーフの美しさが際立ちます。一見パジャマのような佇まいも抜け感抜群で、その着心地の良さに「このままベッドにダイブできそう」とマッチも感嘆。紺ジャケを羽織り、足元はワラビーでモードに遊んで。
■ interview/元祖ちょい不良(ワル)なマッチは、まだまだ走り続ける
1979年、16歳で芸能界にデビューした近藤真彦さん。それまでのアイドルにはないちょっと不良っぽいマッチの雰囲気は、女性たちをキュンとさせたのはもちろんですが、同世代の男性たちにとっても憧れの存在でした。今でこそ男性アイドルを推す同性ファンはさほど珍しくありませんが、その先駆けといえばやっぱりマッチかと。(実は男性会員オンリーの親衛隊もあったほど!)。そんなやんちゃでモテる、元祖“ちょい不良(ワル)”なマッチにとって、カッコいい大人のオトコとは? ── デビュー当時の近藤さんは、ちょっとやんちゃなイメージだったので、実はマッチこそ、元祖“ちょい不良(ワル)”なのではないかと。
近藤真彦さん(以下、近藤) 当時中高時代の友達が、本当の不良じゃ無いけれど、ちょっとやんちゃな奴らが多かったからね(笑)。デビューが決まった時も、テレビ向けのアイドルになるよりも、地元の仲間たちからカッコいいと思われる存在になりたくて。もちろん大人から見ると、どんなに頑張っても所詮アイドルなんだけど、僕としては子供なりに彼らを意識していましたね。それまでのアイドルにはいないタイプだったから、プロダクションもレコード会社も面白かったのか、迷いなくマッチは不良路線でいこうと、なったんだよね。 ── 当時としては珍しく男性ファンも多かったんですよね。 近藤 そうですね。でも、コンサートツアーでいま全国を回っているんだけれど、実は当時よりも男性のお客さんが多いんです。昔からのファンの方がパートナーを連れて来てくれたり、「なんか最近マッチが面白いらしいね」って、初めての方が見に来てくれたり。すごくうれしいですね。 ── みんな歌える曲ばかりだし、楽しいですよね! 近藤 そうそう。きっとみんなコンサートの帰りにはカラオケに寄って、長野のマッチや大阪のマッチになっているんじゃない?(笑)