近藤真彦が着る、“ちょいギラリ”なオトコのスタイル PART 3
時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンス、そしてファッションの楽しみがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、著名人が華麗に披露するこの連載。第9回目のゲストは歌手、俳優、そしてレーシングと、文字通り時代を駆け抜けてきた近藤真彦さんです。 大人なモードの遊び方
時代をリードし続けるメゾンブランドの極上ウエアを大人がどう纏い、どう楽しむべきかをレクチャーする連載、名付けて「大人なモードの遊び方」。毎回お迎えする豪華ゲストの着こなし&ミニインタビューを濃厚にお届けします!
大人なモードの遊び方 第9回 主演 近藤真彦 “ちょいギラリ”なオトコ/PART 3「パターンアイテム」
ちょっぴりやんちゃで色気があって、時に閃光のような鋭い輝きを放つ。そんな“ちょいギラリ”なオトコをテーマにお届けしている、「大人なモードの遊び方」。これまで2回にわたって、歌手、俳優、そしてレーシングチームの監督として活躍するマッチこと近藤真彦さんに、最新モードの“ちょいギラリ”な着こなしを披露していただきましたが、いよいよ今回がフィナーレです。
PART03のお題は「パターンアイテム」。それも、ストライプやチェックなどの定番柄ではなく、柄の中でも特に個性が際立ち、目に飛び込んでくる大胆なモチーフをピックアップしました。そんなパターンアイテムはそれ自体に非常に強さがある、かなりギラリ度が高いアイテム。ゆえに自分のキャラが確立できていない若者が着ると、柄に着られてしまいますが、一方で個性もアクも滲み出る大人のオトコにとっては、柄の強さとの相乗効果で熱量高めなギラリをアピールできる絶好の機会になるんです。 “柄”じゃないから、なんて言わず、ぜひトライしていただきたいアイテムです。
Alexander McQUEEN/光と影が引き立てる、ギラッと優雅な花柄
淡いブルーグレーのダブルのスーツをキャンバスに、本来は色鮮やかな花々をモノクロームのジャガード織りで表現したアレキサンダー・マックイーン。明暗を際立たせることで立体感を表現する、イタリアの伝統的な絵画の技法「キアロスクーロ」にインスパイアされたパターンが、実にドラマチック。マッチが纏うスターのオーラを、ギラリと増幅してくれる華やかな一着です。 柄の位置が緻密に計算されていて、ジャケット、シャツ、パンツとセットアップで着ても、自然に柄が繋がり一枚の絵になる点や、すっきりとしたシャープなショルダーラインと絞ったウエストが描く端正なシルエットは、優れたテーラーリング技術を有するココンチならでは。後ろ姿も惚れ惚れするほど美しく、「真っ赤なフェラーリから、このスーツで降りてきたらカッコ良すぎるよね」とマッチもご満悦。