球界大御所が巨人に連敗でCS終戦の阪神へ緊急提言…「恥じるべきCSの戦い。矢野監督は来年クビをかけて指揮を執れ!」
さて明日10日から神宮で優勝したヤクルトと虎を撃破した3位の巨人との日本シリーズ進出をかけた戦いが始まる。レギュラーシーズンの両チームの対戦成績は、11勝11敗3分けとまったくの五分。 巨人、ヤクルトの両チームでユニホームを着た広岡氏は、どんな展開を予想しているのか。 「ヤクルトが有利だと思う。メジャー経験のある青木がリーダーシップを執り、山田、村上と、それぞれの世代に実力を持ったリーダーがいて打線はバランスが取れている。特に巨人より上にあるのが中継ぎ投手陣。抑えのマクガフは絶対ではないが、セットアッパーの今野、清水のところを高津がよく育て整備した。 一方、巨人はビエイラが無失点に抑えたものの阪神の2試合で不安を露呈した。先発も計算できるのは菅野一人だろう。ただ原はダメだと思えば、すぐ切り替える。短期決戦の戦いを熟知している。勇気のいる継投でシーズンをなんとかやりくりしたがこういう短期決戦では、それらの経験がプラスになっている。坂本の状態が上がらず、岡本がいないという状況で勝っているのは、基本を大事にした細かい野球を徹底しているから。借金1の3位チームが日本シリーズに進出することになれば、それこそナンセンスな事態だが、可能性はゼロではないだろう」 ヤクルトは10日のファイナルステージ初戦のマウンドに2年目の奥川を送りこむと見られている。今季はチームトップに並ぶ9勝4敗、防御率3.26の成績で、対巨人には、2試合に投げて2勝0敗、防御率2.77と相性がいい。 一方の巨人は阪神とのファーストステージの第3戦に予定していた山口の先発が有力。今季メジャーから途中入団し2勝8敗、防御率3.56の成績で、対ヤクルトには2試合に投げ、7月14日には、その立ち上がりに二死満塁からサンタナに走者一掃の二塁打を打たれるなど4失点して2回持たずにKOされた。ただ直近の9月2日の先発では7回を投げて1失点とゲームを作っている。 (文責・駒沢悟/スポーツライター)