22日(金)能登半島で雨雲発達中 北陸・東北の日本海側は落雷・突風など注意
22日(金)は、北陸や東北の日本海側で、大気の状態が非常に不安定になっています。北陸は22日(金)夜遅くにかけて、東北は23日(土)夕方にかけて、積乱雲が発達して、雷の鳴る所がありそうです。落雷・竜巻などの突風・ひょう・急な強い雨に、ご注意ください。
北陸・東北の日本海側 雨雲・雷雲が発達しやすい
22日(金)は、上空の寒気や、気圧の谷の影響で、北陸や東北の日本海側のあちらこちらに、雨雲がかかっています。新潟県柏崎市では、7時57分までの1時間に13.0ミリのやや強い雨を観測しました。 11時現在、雨雲レーダーを見ますと、能登半島付近で、雨雲が発達してきました。また、北陸や東北の日本海側では、広い範囲に「雷注意報」が発表されています。 北陸では22日(金)夜遅くにかけて、東北の日本海側では23日(土)夕方にかけて、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。積乱雲が発達して、雷の発生する所がありそうです。 落雷や竜巻などの突風、ひょう、急な強い雨に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
雷雲が近づくサイン その時どうする?
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。 雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。 単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。
日本気象協会 本社 望月 圭子