【育ちの良さ】は正月明けに「やるか」「やらないか」でわかる!日本女性として知っておきたい1月のしきたり
季節が移り変わる日本では、それぞれの季節の行事やしきたり、習わしがあります。これらが暮らしの節目ともなり豊かな日々を彩っています。日本女性としてぜひ、生活に取り入れていきたいものです。今回は(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に、お正月の後始末、お正月明けにする風習についてお聞きしました。 【画像】意外とやってる!お箸のマナー5大違反「あなたは大丈夫?」 ※名称や日時、しきたりは地域や年度により異なります。記事中の表記は松田玲子先生のご指導のもと、ポピュラーなもので紹介しています。 【 気品を身につけるシンプルな教え#86正月過ぎのしきたり&習わし編 】
正月飾りの後始末は忘れがち。いつまでにするかご存じ?
正月飾りは、現世に降りてきた年神様を家にお迎えする際の目印や、家に邪気が入らないために玄関に飾る「門松」、「しめ飾り」、家を訪れた神様が宿る依り代になる飾りとして「鏡餅」などがあります。 門松やしめ飾りは、「松の内」と呼ばれる期間内は飾ったままで構いません。松の内とは、正月事始め(12月13日)から神様がお帰りになるまでの期間を指し、地域によって異なります。関東や東北、九州地方などは1月7日まで、関西地方は1月15日(小正月)までとする場合が多いようです。 関西以外ではもう松が明けていますが、後始末は完了していますよね!? うっかりしていた、という人は急ぎましょう。
門松やしめ飾り、書初め、神社で買った破魔矢…どう処分する?
お正月に飾った門松やしめ飾り、書初め、神社で買った破魔矢(はまや)を積み上げて、神社の境内などで燃やす火祭りの行事のことを左義長(さぎちょう)、「どんど焼き」ともいいます。 1月15日の朝に火を焚き始めて、歳神様はこの煙に乗って帰ると伝えられており、この火で焼いた餅を食べたり、煙を浴びるとその1年は健康に過ごせるといわれています。 また左義長で焼いた書初めが高く舞い上がると、習字の腕が上がるという言い伝えもあります。 破魔矢はお祀りした時期を問わず、長くても1年以内には新しいものに換えることがよいとされます。そのため、お祀りしてから1年経ったころ、もしくはお祀りしてから最初のお正月に、その他の縁起物と合わせて神社やお寺に納め、お焚き上げや焼納をしてもらいましょう。 ◆忙しい現代では後始末はごみ収集でもOK 忙しい現代では、地域での一斉始末はなかなか見られなくなり、現代版始末といえば、ゴミに出す方法です。年末年始の休みが明けた、最初のゴミ収集日に出すことが普通になってきたようです。