東北3県と熊本県がポケモンGOと連携した復興を発表(全文1)連携の概要
宮城県・村井嘉浩知事のあいさつ
村井:はい。あらためまして宮城県知事の村井でございます。ナイアンティックさまには、以前からいろいろな被災地の応援をしていただいておりました。Ingressというイベントを仙台でも開催をしていただいたということもございまして、そのご縁で私がお願いをいたしましたところ、村井代表、すぐに会ってくださいまして、どうせやるならば被災4県でやりませんかとお願いをいたしました。するとすぐに非常にいい取り組みですねということで、ご賛同いただいたわけでございます。あらためまして、このような形で前向きにご検討いただいたことに対しまして、心より感謝を申し上げたいというふうに思います。 そういったご縁でございますので事務局は宮城県のほうでもって今後、話を進めさせていただきたいと思います。当然、各県ごと、いろいろ計画するものもあろうかと思いますが、共通してやるものにつきましては、宮城県のほうで取りまとめをさしていただきたいと考えております。以上でございます。 司会:はい、ありがとうございました。続きまして、福島県・伊藤企画調整部長よりごあいさつ申し上げます。
福島県企画調整部長・伊藤泰夫氏のあいさつ
伊藤:皆さまおはようございます。 村井:おはようございます。 伊藤:福島県企画調整部長の伊藤泰夫でございます。福島県では昨年の観光客入込数が対前年と7.3%の増となりました。震災前の約88%まで回復しております。しかしながら教育旅行や外国人観光客の延べ宿泊日数は震災前の約50%にとどまっております。教育旅行につきましては、年間1000カ所を超えるキャラバンを実施するなど、関係者が一丸となって取り組んでるところでありますが、東日本大震災から6年目を迎えた今もなお、風評という厚くて巨大な壁がわれわれの前に立ちはだかっております。 そのような中、今回、宮城県さんが中心になりまして、東日本大震災の被災3県および熊本地震の被災県である熊本県とポケモンGOの開発・運営を手掛けるナイアンティックさんが観光再生に向けがっちりとスクラムを組むこととなりました。 一方では福島県では原発事故の対応が継続しており、現在も避難指示が出ている地域がございます。こうした地域への立ち入りはポケモンGOを遊ぶ際でもご遠慮いただきたいというふうに考えています。しかしながらそれ以外の地域におきましては、ポケモンGOを楽しんでいただきたいというふうに考えております。 現在、福島県では10月16日まで、「ウルトラマンARスタンプラリー」を開催しております。ポケモンGOと同じAR技術を活用しており、スマートフォンの画面上でウルトラヒーローや怪獣の写真を撮ることでスタンプを手に入れることができ、楽しみながら福島県を周遊できるイベントでございます。 ポケモンGOなどデジタルコンテンツをきっかけに、実際に福島に来ていただきまして、見て、食べて、触れていただき、笑顔になっていただく、そして福島県での体験やありのままの福島県の姿についてそれぞれの立場でポケモンGOの実施をしてる人も含めて、発信していただくことを期待しております。よろしくお願いいたします。 司会:ありがとうございました。続きまして、熊本県渡邉東京事務所長よりごあいさつ申し上げます。