セルフレジ導入が進むアメリカ…それでも「爆発的」には広がりそうにない理由 利用者の67%が不満
さらに海外では、米アマゾンによるAmazon Go(アマゾン・ゴー)に代表されるようなレジそのものを無くした店も徐々に増えている。オートノマス・ストアやフリクションレス・ストアと呼ばれるもので、日本語では無人店舗などと呼ばれているが、この最新スタイルでも実際のところ完全に無人なわけではなく、大抵はバックオフィスにスタッフが控えていて、客が必要とする時に対応をしている。 大都市では組織的な窃盗団による万引き事件がここ数年で急増し社会問題になっている。日本でも高級店で同様の事件が発生したり、無人店舗で支払いをせず商品を持ち去る事件がたびたび起こっている。無人レジや無人店舗の動きが広がっているが、完全なる「無人」化を達成するにはさまざまな障壁がある。
文:安部かすみ