50代ひとり娘「もう私を頼らないで」と言い残し、実家をあとに…年金15万円・要介護の80代母、涙ながらに語った後悔
親の介護は誰が負うべきなのか……多くが直面する問題です。きょうだいで平等に、きょうだいのなかで実家の近い人が……では、ひとりっ子では? 親子関係が良好でない場合は? みていきましょう。 【早見表】年金に頼らず「1人で120歳まで生きる」ための貯蓄額
母と折り合いが悪い「ひとり娘」…母の介護は義務?
――母の面倒は私がみるべきでしょうか? 50代女性の投稿。母は80歳で、女性はひとりっ子。母とは折り合いが悪く、できるだけ距離を置いて生きてきました。 「自分は放っておかれた存在だった」と女性。専業主婦だった母はいつでも自分優先で、女性が子どもの頃は、とにかく趣味(音楽)にはまり、毎日のように練習で家をあけてばかりだったといいます。さらに、趣味を通じて知り合った友人とは、ことあるごとに食事にいき、しょっちゅう泊りがけの旅行にも。一方で、女性が「習い事をしたい」といってもNG。なぜなら、自分に費やすお金が減るから。受験生のときには「塾に通いたい」といってもNG。それも、自分に費やすお金が減るからでした。 ――とにかく私のことには無関心。いま思えば、ネグレクトだったと思う 参観日には来るはずもなく、運動会や学芸会などの行事に欠席することも。当時、父は単身赴任をしていて家におらず、また「仕事で忙しいお父さんの邪魔をしてはいけない」と自ら電話をすることは禁止だったので、女性がこのような状況にあったことを知るはずもありませんし、「そもそも父親に期待すらしていなかった」と女性。 とにかく、自分を差し置いて、我が子にお金をかけることを極端に嫌った母。高校までは進学できたものの、大学進学の際は猛反対。さすがに父が助け船を出してくれましたが、学費以外は出す気はなし。ただ母から離れたい一心で、家からは通うことのできない大学に進学し、生活費はすべて自分でどうにかしたといいます。 そんな母も80歳。昨年、父が亡くなると、頻繁に連絡が来るようになったといいます。 ――母は要介護認定を受けていて、病院に付き添ってほしいとか、色々言ってくるんですが……いまさら、どの面を下げて頼んでいるんだか、という話ですよ。私はもう関わりたくないんです