ボクシング マルティネスVS井岡一翔の再戦中止で希望者には観戦チケット払い戻し 大みそか興行は開催
プロボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者のフェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン=が25日にインフルエンザを発症し、30日の朝に体調不良で試合出場を断念したため、前王者で現同級6位の井岡一翔(35)=志成=の挑戦を受ける予定だったダイレクトリマッチ(31日、東京・大田区総合体育館)は中止になったと同日、主催の志成ジムが発表した。ほかの試合は開催される。 希望者には観戦チケットの払い戻しを行うことも発表。興行を観戦した場合は払い戻し不可となる。詳細は志成ジム公式サイトを参照。興行開始は午後4時のままで、インターネットテレビのABEMAが予定通り午後3時30分から独占無料生配信する。 セミファイナルの予定だったWBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦がメインイベントに昇格。前東洋太平洋フェザー級王者で、WBA世界スーパーフェザー級9位の堤駿斗(はやと、25)=志成=が、元WBA世界同級王者で、現同級14位のレネ・アルバラード(35)=ニカラグア=と対戦する。堤は4月の前戦の前日計量で1・55キロ体重超過し、6カ月のライセンス停止処分を受けてからの復帰戦となる。 井岡はジムメートの応援で試合会場を訪れる予定で、リングに上がってファンにあいさつすることが検討されている。 プロ戦績は井岡が35戦31勝(16KO)3敗1分け、マルティネスが17戦17勝(9KO)、堤が5戦5勝(2KO)、アルバラードが48戦34勝(22KO)14敗。(尾﨑陽介) 下記は全対戦カード。 ▼メインイベント(WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦10回戦) 同級9位の堤駿斗(志成)vs同級14位のレネ・アルバラード(ニカラグア) ▼セミファイナル(ライト級8回戦) ウー・ハンユン(中国)vs木村吉光(志成) ▼第6試合(スーパーライト級8回戦) 加藤亜礼史(折尾)vs日本同級2位の鈴木雅弘(角海老宝石) ▼第5試合(58キロ契約8回戦)