オメガの知られざる3の伝説と4の魅力とは?
オメガとスヌーピーの意外な関係性とは?
スヌーピーがNASAのマスコットであり、宇宙飛行士たちの間で幸運のお守りとされていることをご存知だろうか?その発端は、1969年5月に行われたアポロ10号のミッション。月面着陸のリハーサルのための事前検証が任務であったアポロ10号は、アポロ11号の着陸地点を定めるために、月面を周回しながら「嗅ぎ回る」 必要があった。そこから、この月面着陸船をSnoopyと命名。それ以来、スヌーピーは宇宙ミッションの安全を見守る「番犬」として、宇宙飛行士たちの間でお守りとして大事に扱われている。NASAはそんなエピソードから、宇宙でのミッションにおいて安全と成功に貢献した人物や企業を称える名誉ある賞として、「シルバースヌーピーアワード」を設置。1970年にアポロ13号の酸素タンク爆発事故が起こった際に、艦内コンピューターが制御不能になった中、「14秒」を目視で正確に計測して、手動で軌道修正の逆噴射をしなければならない状況に陥ったところ、その計測に使われたのが高精度なオメガのスピードマスターであった。結果、軌道修正は成功し飛行士を救ったオメガが「シルバースヌーピーアワード」を受賞。
編集部 泉「オメガはシルバースヌーピーアワードの受賞を記念して、過去にスヌーピーとコラボしたスピードマスターを発売しています。2024年には、オメガとスウォッチのコラボである「ムーンスウォッチ」の新作として発売された「MISSION TO THE MOONPHASE」の「FULL MOON」と「NEW MOON」のサブダイアルに、月に寝そべるスヌーピーが描かれています。オメガとスヌーピーという意外なコンビですが、上記のエピソードを知ると納得感がありますよね。ストーリー性のある時計が好きな方には、こんなモデルがおすすめです。」
オメガの伝説③【コンマ1秒の差が勝敗を分けるオリンピックのタイムキーパーを計31回も担当】
1932年に開催されたロサンゼルスオリンピックで、全競技でタイムキーパーを務める初の時計メーカーとなったオメガ。それ以降も時計性能を常にアップデートし、コンマ1秒の差が勝敗を分けることもあるオリンピックの競技において、パリ2024大会を入れて計31大会も公式タイムキーパーを務めている。2024年のパリオリンピックでは、フォトフィニッシュカメラの次世代モデルやコンピュータービジョンテクノロジーを導入するなど、その時代に合わせて最先端の技術を反映。2017年には、パートナーシップ100年目となる2032年までの継続を発表しており、これほどの長期契約を行うのはオメガが初である。 過去に記念モデルも発売されており、2024年のパリオリンピック開催に際しては6つのモデルが発表されている。 なぜ、オメガの時計があらゆるシーンから支持され続け、今日に至るまで愛され続けてるのか。4つの項目に分けて、その魅力を見ていく。