オメガの知られざる3の伝説と4の魅力とは?
オメガの伝説①【『007』ジェームズ・ボンドの相棒として、“ボンドウォッチ”の名をほしいままにするオメガ】
オメガの時計は不朽の名作『007』シリーズの主人公であり、ファッションアイコンとしても注目を集めるジェームズ・ボンドが着用していることはあまりにも有名だ。始まりは5代目ボンドを務めたピアース・ブロスナン出演作。彼がボンドを演じた1作目『ゴールデンアイ』から始まり、引退作の『ダイ・アナザー・デイ』までの4作全てで着用された。オスカー受賞者でもある当時の衣装デザイナー リンディ・ヘミングスは、ゴールデンアイでボンドが着用する時計を選考し、オメガのシーマスターを選択。その際に彼女はこう語っていたのだそう。「海軍所属のダイバーであり、世界に名だたる控えめな紳士である海軍中佐のボンドが、ブルーダイアルのシーマスターを着用すると確信していました。」
ピアース・ブロスナンからボンド役のバトンを引き継いだダニエル・クレイグは、デビュー作の『カジノ・ロワイヤル』から最新作の『ノー・タイム・トゥ・ダイ』まで、やはり全ての作品でオメガの時計を着用した。劇中に登場した時計は通称“ボンドウォッチ”と呼ばれ、時計好きはもちろん、映画ファンからも人気を集めている。オメガの公式サイトでは、ジェームズ・ボンドが着用したモデルを紹介するページが公開されているため、どの作品でどのモデルが登場したのか気になる方はぜひチェックしてみてほしい。
編集部 泉「過去には『007』の周年記念モデルなども。既存のモデルをボンドが着用していることも多いですが、こちらのシーマスター ダイバー 300Mシリーズのように、ボンド用にデザインされたスペシャルエディションも発売されています。今後もコラボモデルは発売される可能性が高いので、気になる方は将来最新映画の情報が公開されたらぜひチェックしてみてください!」
オメガの伝説②【NASAも認める正確性によって生まれた月面着陸の逸話】
人類初の月面着陸の際、アポロ11号に搭乗していた乗員がオメガの時計を着用していたことも有名なエピソードだ。1964年にNASAが有人宇宙計画にふさわしい時計を探すため、世界中の時計メーカーにクロノグラフを発注。その過酷な試験を唯一突破したのが、オメガのスピードマスターの第4世代「スピードマスター プロフェッショナル」だった。宇宙空間でも使用できる高性能な時計として認められ、NASAの公式装備品となったスピードマスターは、1969年7月20日にアポロ11号が月面着陸した際の乗員たちが装着。それ以降、人類は6度月面に降り立っているが、その全てのミッションで携行することを許されたのは「スピードマスター プロフェッショナル」のみだ。 そんなエピソードに由来し、アポロ11号の月面着陸後、スピードマスターは「ムーンウォッチ」という愛称で親しまれている。機械式時計の主流が自動巻き式となった現在でも、この「スピードマスター プロフェッショナル」だけは手巻き式にこだわったラインナップを維持しており、過去のモデルも高値で取引されるほどの高い人気を誇っている。