オリンパス元社長カウフマン被告に有罪判決…東京地裁「薬物依存状態だった」
違法薬物を譲り受けたとして麻薬特例法違反に問われたオリンパス元社長兼最高経営責任者(CEO)のシュテファン・カウフマン被告(56)に対し、東京地裁(駒田秀和裁判官)は27日、懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)の判決を言い渡した。 【写真】キヤノンとオリンパス、超音波内視鏡で協業
判決によると、カウフマン被告は2023年6~11月、東京都内で3回、コカインやMDMAとみられる違法薬物を譲り受けた。
判決は、カウフマン被告が22年6月頃からコカインの使用を始め、薬物依存状態だったと指摘。「疲労や眠気を解消するためだった」との動機にも酌むべき点はないとした。
カウフマン被告はドイツ出身で、23年4月に同社社長兼CEOに就任したが、薬物疑惑を受けて今年10月に辞任した。