初出場3校、優勝経験9校 多彩な顔ぶれ センバツ出場32校選出
第96回選抜高校野球大会は26日、大阪市内で選考委員会が開かれ、出場32校が決まった。 【写真特集】センバツ出場の知らせを受け喜ぶ選手たち 大会創設100年の節目にふさわしい多彩なチームが、開場100年を迎える阪神甲子園球場に集う。高校野球ファンになじみがある強豪校、復活出場校、新鋭も選出された。 センバツ優勝経験校は計9校(夏は5校)。大阪桐蔭は歴代最多の東邦(愛知)に並ぶ春5回目の優勝を目指す。前回大会で、山梨県勢として春夏の甲子園大会初の頂点に立った山梨学院は史上4校目の春連覇を狙う。優勝3回の広陵(広島)、同2回で前回準優勝の報徳学園(兵庫)なども顔をそろえた。 一般枠での初出場は2校。激戦の近畿で4強に食い込んだ幕末の1852年創立の耐久(和歌山)、昨秋の九州王者で2006年創部の熊本国府はいずれも春夏通じて初の甲子園となる。21世紀枠の別海(北海道)も春夏通じて初出場。歴代最東端の甲子園大会の出場校になる。 出場校で最も長いブランク出場は21世紀枠の田辺(和歌山)の76年ぶり。一般枠では学法石川(福島)の33年ぶり、学校統合前の新野(あらたの)時代に出場した阿南光(徳島)の32年ぶりと続く。最多出場は広陵の27回目で、大阪桐蔭は出場校で最長の5年連続の出場。 同一都道府県からの複数校出場は「6」。公立校は宇治山田商(三重)、耐久、阿南光、21世紀枠の別海、田辺の計5校となった。【長宗拓弥】