「F1でのベストシーズン」 4シーズン目を終えた角田裕毅を英国の複数メディアが査定!「レッドブル首脳の懸念を覆すに十分なパフォーマンス」
史上最多となる24レースで開催された2024年のF1世界選手権は、先週末、中東UAEのアブダビで全日程を終了した。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! レッドブル&マックス・フェルスタッペンの独走が続いていた近年とは異なり、マクラーレン、フェラーリが絶対王者に肉迫したことで、より興奮と緊張を味わうことができた今シーズン、多くのドライバーが見る者に感銘と感動を与えたが、大いに成長を感じさせたビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅もそのひとりだったと言えよう。 ダニエル・リカルドをチームメイトとして臨んだ2シーズン目、優勝を8回経験しているベテランに対してF1キャリア4年目の24歳は力強いパフォーマンスを発揮し、予選(スプリントを含む)で13勝8敗と大きく結果で上回り(決勝は10勝10敗)、19戦のアメリカ・グランプリからステアリングを握ったリアム・ローソンにも予選7勝2敗、決勝5勝4敗と勝ち越してみせた。 予選ではブラジルGPで自己最高の3番手に入り、決勝は今季最高位(7位)を挙げたオーストラリア、マイアミ、ブラジルを含む9戦で入賞を飾って30ポイントを獲得。自己最高のドライバーランキング12位という結果を残した角田に対しては、シーズン中、各国メディアから多くの賛辞が贈られている。 そして全日程が終了した今、幾つかのメディアが2024年の各ドライバーを査定している。その中で、英国のスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で全体9番目タイとなる「6.5」を角田に与え、以下のように寸評を綴った。 「日本人ドライバーは、レッドブルのシートを巡るリカルドとの直接対決に勝ったかのように見えたが、それでもその座を手にすることはできていない。彼は期待を下回ったRBの車で3回の7位入賞を果たし、これまでと変わらず全力を尽くした。その走りは華々しいものではなく堅実なものだったが、それでもピットレーンの多くの人々を納得させ、マックス・フェルスタッペンのチームメイトになる資格があると認めさせるに十分だった」
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