まさかの”大幅減俸”…減額制限以上ダウンの大物(3)巨人の”FA最強戦士”だったが
プロ野球はオフシーズンに突入し、契約更改が行われている。シーズンの大活躍で大幅昇給を勝ち取る選手がいる一方で、成績不振に陥った選手は、大幅な減俸となる例もある。ここでは、減額制限(年俸1億円以下は25%、それ以上は40%)を超える年俸ダウンを経験した一流選手を紹介する。
小笠原道大
出身:千葉県 投打:右投左打 身長/体重:178cm/84kg 生年月日:1973年10月25日 ドラフト:1996年ドラフト3位 フルスイングで観客を魅了した小笠原道大も、晩年に大幅な減俸を経験している。 日本ハムファイターズに入団した小笠原は、捕手から一塁へ本格コンバートした1999年にレギュラー獲得。 強打の2番打者として規定打席に到達すると、2000年からは5年連続打率3割超を記録。首位打者2回、最多本塁打・最多打点・最優秀選手1回という活躍ぶりで、2007年からFAで読売ジャイアンツに加入した。 巨人でも移籍初年度にリーグを跨いで2年連続となるシーズンMVPを受賞。その後も安定した成績を残していたが、統一球の影響もあったのか2011年から大不振に。 同年から規定打席にも届かないシーズンが続き、2012年に至っては34試合出場・打率.152・本塁打なしに終わった。 同年オフの契約更改では、当時の球界最大減俸額を更新したと報じられた。小笠原にとって、巨人でのプレーは栄光と挫折の両方を経験したと言えるだろう。
ベースボールチャンネル編集部