株価が下がっている企業の見極め方は?化粧品やシャンプーがもらえる・安くなる株主優待の銘柄5つ!
思ったよりも毎月かかってしまうのが化粧品代ですが、化粧品や、シャンプー・トリートメントがもらえて化粧品代を節約できる「株主優待」もあります。この化粧品がもらえる「株主優待」銘柄はどうやって選ぶべきでしょうか。また、海外市場に頼っている企業は株価が下がりがちで、初心者が注意しなくてはいけない点もまとめました。※株価は2024年10月1日終値 【写真】筆者が実際にもらった株主優待券 * * * * * * * ◆はじめに ・「株主優待」とは? 私たちが株を買うと「株主」になれます。企業は株主に対し、割引券や優待券、お米やカタログギフトなどをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」です。 ・「権利付最終日」とは? 権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで、配当金や優待などの株主権利を得られる最終取引日のことです。 つまり、配当金や株主優待などを取得するためには、企業が決める「権利確定日」に、株主として株主名簿に記載されている必要があります。 例えば、2024年10月の権利付最終日は10月29日、権利落ち日は10月30日です。そのため、10月に優待を実施している企業の「株主優待」の権利を受けるためには、10月29日までに株を買っておかなければなりません。
◆化粧品やシャンプーなどがもらえる・安くなる銘柄 株主優待で、化粧品やシャンプー・トリートメントがもらえる、また、割引券で安く買える銘柄を紹介します。 ポーラ・オルビスホールディングス(4927※)(株価1,486円、最低投資額14万8,600円)では保有株数に応じてポイントがもらえ、好きな商品を選択できます。100株では、3年未満15ポイント、3年以上35ポイントがもらえ、1ポイントあたり約100円。2023年12月権利では、15ポイントでポーラの「パンセ ド ブーケ ボディシャンプー」やディセンシア「トライアルセット」が選べ、余ったポイントは3年間の繰り越しもできました。権利月は12月です。 ※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。 ナック(9788)(株価551円、最低投資額5万5,100円)の株主優待は、マキアレイベルの化粧品で、2024年3月の実績は、100株以上で「薬用マイクロバブルローション(税込4,750円)」の化粧水でした。内容はその年によって変わりますが、5万円ほどで約5,000円の株主優待がもらえ、配当金も約4%あります。300株では化粧水と洗顔フォーム、500株では化粧水、洗顔フォーム、パック・セラムがもらえました。権利月は3月です。 美容院でのヘアケアアイテムを販売するコタ(4923)(株価1,676円、最低投資額16万7,600円)では、100株以上で、3年未満は5,000円相当、3年以上は5,000円~8,000円相当のヘアケアアイテムがもらえます。このコタでは、2011年から、毎年3月末に100株が110株になる株式分割※を行っていて、2024年3月も100株が110株になりました。以前から保有している人は100株が110株、121株……と増えていくため、もらえる配当金も増えます。権利月は3月です。 ※株式分割…発行されている株式を、より多くの株式に分けることをいいます。これにより株数が増え、1株当たりの株価は下がるので、投資家が株式を購入しやすくなります。 アイスタイル(3660)(株価542円、最低投資額5万4,200円)では、100株保有で、@cosme shoppingでの割引券(合計6,400円分)と、@cosme STOREでの10%オフ割引券3枚(1枚あたり税抜3万円まで利用可)がもらえます。権利月は6月です。 ビジョン(9416)(株価1,244円、最低投資額12万4,400円)は、主力はWi-Fiルーターレンタルのため、意外な化粧品銘柄と感じるかもしれません。株主優待ではWi-Fiルーターレンタルサービスやグランピング施設利用料を選べるほか、化粧品では「KO SHI KA|こしか」のスキンケアセット9,720円相当が3,000円の優待券2枚で選べます。 権利月は12月、6月の年2回。100株保有すると、6月に3,000円分2枚、12月に3,000円分2枚がもらえるため、年2回のスキンケアセットがもらえます。