停戦を祝うレバノン国内難民 イスラエルが停戦合意を発表
シドン、レバノン、11月27日 (AP) ― イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの公式停戦発表を前に、地中海沿岸の都市シドンのシェルターで11月26日、レバノン人難民家族らが即興で和平を祝う集会を開いた。 この夜、11月27日午前4時をもってイスラエルが停戦に合意したという発表があった。 イスラエルとイランの支援を受けるヒズボラの停戦は、2023年10月7日にパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム武装組織ハマスによる、イスラエル奇襲攻撃によって勃発した地域紛争終結に向けた最初の大きな一歩となるが、ガザでの戦闘収束を約束するものではない。 ハマスと連帯するヒズボラは、奇襲攻撃の翌日からイスラエル北部に対する攻撃を実施してきた。 国境をはさんだレバノン南部での小競り合いは9月、本格的な武力衝突に発展、イスラエル軍が空と陸からレバノン南部に侵攻を開始した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)