玄関、収納、キッチンがつながる間取り。買い物やゴミ出しがやたらと快適に
玄関には大きなシューズボックスも設置
じつはシューズクロークと反対側の壁にもシューズボックスがあります。こちらのサイズは縦230×160㎝。コの字型のカウンターがあるタイプです。 土間側(写真右側)に靴や長靴、雪用のブーツを収納。上段は防虫剤を置いているだけで、まだまだ収納に余裕があります。 正直、上の方は高くて手が届きにくいので、うまく使えていません。また土間側は框(かまち)分さらに下がるため、余計に高い収納は使い勝手が悪いです。 そしてフローリング側(写真左側)の下段も。ほとんど使っていません。 大きな収納で、棚は可動式なので、いろいろな靴を収納できます。しかし、失敗した点がありました。 それが土間側の下段(写真部分)です。いちばん下は靴を土間に直接置けるようにすればよかったと思っています。そうしていたら、大きな靴や除雪用のスコップなども収納できました。 また、下段に板があることで、その下の土間との間に微妙な隙間が…。この場所の掃除がしづらいのもデメリットです。かがんで掃除しなければならないうえに、ブラシの柄がひっかかり、うまく掃除できません。 大きなシューズボックスには、どうしても圧迫感が出てしまいます。そこで、カウンターと窓を設置。これで抜け感ができて、圧迫感を改善できています。 さらにこのカウンターは小物を置けるため、季節ごとに飾りつけをしています。後悔しているのは、コンセントをつけなかったこと。クリスマスツリーのイルミネーションなどは置けず、ちょっと残念に思っています。
身だしなみチェックの姿見の場所には後悔
筆者は、身だしなみチェックのできる姿見を、玄関に設置したいと思っていました。そして、シューズボックスの扉の裏に姿見を設置。 しかし、扉をわざわざあけてまで、姿見で身だしなみを確認することは、ほぼありません。とくに急いでいるときは、なおさらです。今は外に出て、クルマのミラーで確認しています。 姿見は扉をあけるようなひと手間をはさむ場所ではなく、玄関の壁につけておいた方がよかったと思います。 後悔もありますが、玄関に収納をしっかり確保したことで、きれいにできています。また、キッチンにつながるシューズクロークをつくったことで、玄関の使い勝手もよくなりました。家づくりの参考になれば幸いです。
空野しずく