電気・ガス代は「酷暑乗り切り緊急支援」でいくら安くなる?「8~10月の見込み額」を、5人家族のわが家のケースで試算してみた
電気代・ガス代の明細書の見方
各家庭の値引き額は、料金明細書をパッと見るだけでは分かりません。値引きの方法について理解する必要があります。 図表2
東京ガス株式会社 「酷暑乗り切り緊急支援」に伴うガス料金・電気料金の値引きについて 図表3
筆者が利用する小売業者の事前発表に基づいて作成 電気料金では「燃料費等調整単価」、ガス料金では「原料費調整単価」という項目で値引きされます。「燃料費等調整単価」は貿易統計における原油価格や液化天然ガス価格などから算出され、その時々の平均燃料価格により毎月変動する金額で、「原料費調整単価」は為替レートや原油価格の動きによって毎月変動する金額です。 支援を行っている企業の一覧と値引き表示例は、経済産業省 資源エネルギー庁の「電気・ガス料金支援を行っている電気・都市ガスの小売事業者などの一覧」で見ることができます。 図表4 電気料金の明細書 表示例
明細書を元に筆者作成
まとめ
「酷暑乗り切り緊急支援」に際し、実際に値引きされる金額は政府発表の月2125円に対し、わが家の使用状況では8月の負担軽減額は835円、3ヶ月の負担軽減額は1941.5円になる見込みです。 値引き額は家庭ごとの一律価格ではなく使用量に応じた価格なので、使えば使うほど支援策の恩恵を受けられるといえます。申し込みは必要ありません。残暑を乗り切るため、エアコンを使うことをためらわずに済みそうですね。 出典 経済産業省 資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援 東京電力エナジーパートナー株式会社 燃料費調整制度とは 東京ガス株式会社 原料費調整制度とは? 経済産業省 資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援を行っている電気・都市ガスの小売事業者などの一覧 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部