芯から温めて健やか美人。冬のお風呂の入り方。
1.お風呂を沸かし浴室の準備を。
浴槽に蓋をして40~41度の設定でお湯をため、浴室の換気扇と電気を消してドアを閉める。脱衣所が寒ければ脱衣所に暖房を。「浴室が冷えている場合は浴室暖房を入るまでの間つけて、浴室をしっかり温めます」
2.洗面器にシャワーのお湯を出す。
お風呂が沸いたら浴室暖房を切り、高い位置のシャワーから熱いお湯を出して洗面器にためる。「浴室内に温かい蒸気を充満させましょう。湿度が上がると体感温度もアップします」
3.服を脱いで浴室に入る。
浴室が蒸気で温まったら服を脱ぎ、照明をつけずに浴室へ。「『あ~気持ちいい』と言いたくなるようなミストサウナ状態がベスト。脱衣所の光だけつけておけばOK。ただし暗くて不安な人は防水の間接照明を使っても」
4.入浴前に洗髪を。
洗面器のお湯で足湯をしながら洗髪する。「頭からお湯をかけると全身の血管が拡張し、湯船に浸かる際に血圧が急上昇するのを防げます。足湯は副交感神経を優位にします」
5.15分間全身浴する。
40~41度のお湯に15分浸かると深部体温が0.5度上がり入眠への準備が整う。「血流が落ちつき副交感神経が優位になるまで7分以上あったほうが安心です。逆に15分以上は肌の乾燥が進みます」
6.体を洗い、浴室内で拭く。
体を洗って、タオルで拭く。5の全身浴で温まっていれば、体を洗った後の入浴は必要ない。また、温まった体を冷やさないよう、肌の保湿は浴室内で行うのがおすすめ。
お風呂にゆっくり入るための簡単ストレッチとヨガ。
入浴時間が短いと血圧が下がらず交感神経が優位なままになるケースも。湯船に長く浸かるのが苦手な人や15分の入浴タイムを有効活用したい人は、お風呂でできるストレッチやヨガにトライ! 浮力でラクにできるはず。 「浴槽の形やサイズでポーズをとるのが難しければ、できる範囲で大丈夫です。心地よく感じる体勢で脱力することを意識し、呼吸は鼻から吸って口から吐く、が基本です。吐く時に自然にもれる声は心が休まるまで何度でも出しましょう。息を長く吐くほど副交感神経が優位になって心拍数も減少し、体と心がゆるみます」 上・頭の右側を浴槽のふちに預け、左手を頭の上に伸ばして1分を目安に脱力する。 下・体を斜め後ろにひねる。頭は浴槽のふちに完全に預けて脱力し、ゆっくり呼吸しながら1分を目安に行う。反対側も同様に。