King & Prince 永瀬廉の快進撃が止まらない! 『御曹司に恋はムズすぎる』でさらなる高みへ
2025年1月7日スタートの火ドラ★イレブン『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ・フジテレビ系)で、King & Princeの永瀬廉が主演を務めることが発表された。 【写真】山下美月の頭を優しく包む永瀬廉 今作で永瀬が演じるのは、主人公・天堂昴という、自己愛最強、ルックスと金だけで生きてきた性格欠陥だらけのうぬぼれ御曹司役。花倉まどか役を演じる山下美月をヒロインに迎え、“性格欠陥だらけ”の昴が、波乱万丈な格差恋愛を経験し、立派な大人へと成長していく物語だ。 永瀬はKing & Princeとしての活動と平行して、映画、ドラマにと積極的に出演し、俳優としての活躍も目覚ましい。2019年公開の『うちの執事が言うことには』で映画初主演を務めたのを皮切りに、翌年には人気コミックの実写版『弱虫ペダル』でも主演を務め、第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞した。続く2022年1月公開の映画『真夜中乙女戦争』、2023年11月公開の映画『法廷遊戯』と主演作品を重ねている。 また、ドラマ作品にもコンスタントに出演しており、直近でいえば2024年の4月期放送の主演ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)で演じた主人公・小島透役が記憶に新しい。江國香織の人気小説が原作で、過去に映画化された作品ということもあり幅広い世代から注目を集め、視聴者の中には、いまだに透の余韻を感じている人もいるのではないだろうか。 永瀬の出演歴をたどるだけでも、俳優としての仕事にウエイトを置いていることがうかがえる。映画『弱虫ペダル』で、自転車競技に挑む青年を描いた青春群像劇以降、出演作品の作風が変わり、永瀬が演じる役柄も感情をそこまで露わにせず、胸の内を表現する場面が増えた。口数が少ないだけに、頬の動きを最小限にして、わずかな目や口の動き、そして喉ぼとけの動きも活かすような表現を重ねている。様々な出来事を経て、少しずつ心情に変化が生じる過程を繊細な表現で演じている。永瀬の演技は物語の進行と共に変化する“静と動”も魅力の一つだ。 ドラマも同様に、『東京タワー』では大人の女性への憧れ、背伸びをするような大学生らしい演技が印象的。松田元太が演じる大原耕二役のやんちゃさとの対比によっても、透の冷静沈着な人柄が映し出され、一方で大人たちを前にすると真っ白なシャツのような無垢さも垣間見えた。憧れから恋へ、それが禁断の関係で……そんな枷があろうとも、優しい声で放つ甘い言葉からはまっすぐな透の人柄が伝わり、詩史(板谷由夏)が惹かれた理由に説得力をもたらした。永瀬の作り上げた透像が根底にしっかりとあるから、揺らがずに“透”が存在したのだろう。