トヨタヴェルブリッツ、オールブラックスの指揮官2人でリーグワンに挑む
12月21日(土)から開幕する「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」。それに先立ち、12月6日(金)には、トヨタヴェルブリッツが開幕前記者会見を愛知県豊田市にあるクラブハウスで行った。
今季から指揮官となったスティーブ・ハンセンHC(ヘッドコーチ)兼DOR(ディレクター・オブ・ラグビー)、イアン・フォスターCo.HC(共同コーチ)、元日本代表FL(フランカー)ウィリアム・トゥポウ、日本代表WTB(ウイング)高橋汰地が出席した。
会見は2部構成で行われ、まず、FLトゥポウ、WTB高橋の選手2人が登壇した。WTB高橋は、オールブラックスで指導経験のある2人の新指揮官に対して、「わからないことがあっても質問したときに明確に答えが帰ってきてくれるので、選手としてはすごく迷いなく、与えられた仕事にまっとうできるし、自信を持ってプレーができる」と話した。
続いて、今季に向けて高橋は「昨季は勢いに乗った時は良かったが、一度崩されたらズルズルいってしまい、そのまま流れを戻せずに試合が終わってしまうことが多かった」。
「今季はしっかりディフェンスの面で、コーチ陣が1人1人に役割を与えてくれている。与えられたこと、言われたことをしっかりやり遂げれば強い、自分たちのチームに流れを持ってくるディフェンスができると思っているので、そのあたりはさらに進化したと思う」と語気を強めた。
BK(バックス)から、FW(フォワード)に転向し、すっかりFLが板に付いてきたトゥポウは、今季から加入したSO(スタンドオフ)松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツから移籍)について、「日本代表や、サンウルヴズで一緒にプレーした経験がある」。
「今、自分はFWなので前とは違うが、彼は非常にオーガナイズが得意で、どういったプレーを、どういった場面で使っていくのかといったコミュニケーションがクリアで、明確な指示を出してくれる。彼はスペースを見つける力、スペースに対してボール運ぶ能力があり、そしてリーダーシップがある選手」と評価した。