トヨタヴェルブリッツ、オールブラックスの指揮官2人でリーグワンに挑む
今季の目標について聞かれると、WTB高橋は、「ディフェンスをしっかり見せて、全勝優勝を目指します。個人としては昨季、逃してしまったトライ王を目標にしている」と語り、FLトゥポウも「今季、FWはアタックマインドでプレーする」と意気込んだ。
続いてハンセンHCとフォスターCo.HCの2人が会見に応じた。今シーズンからDORだけでなく直接、HCとしてヴェルブリッツの指揮を取ることになったハンセンHCは、ともに指導することになったフォスターCo.HCについて、「イアンはまず本当に素晴らしいコーチ」。
「そして、ともにコーチとして活動できることを非常に楽しみにしている。私自身も、彼に絶対的な信頼を置いており、世界のラグビーの中でも最もラグビーの理解度が深い人材だと思っている」と話した。
現在、チームとして取り組んでいることについて、世界的名将は「我々として掲げているのは、チームの中でのコネクション、そしてラグビーというゲームの理解度、スキル」。
「このスキルというのはセットプレー、キャッチ、パス、そしてブレイクダウン(の向上)をチームとしては目標として掲げている。今、フィールドの中でフォスターCo.HCが指導しているが、まだチームとしての課題はあるので、継続して取り組んでいく」と話した。
続いて、今季から指導を始めているフォスターCo.HCは、まず「スティーブを初め、ヴェルブリッツの選手、そしてスタッフ陣は非常に熱意を持ってチームに関わっている。そういった強い成長意識のあるチームに合流することができて、非常にうれしく思う」と話した。
さらに、「選手の懸命な働く姿勢、そういった勤勉さには非常に感銘を受けている。私自身が様々なチームを見てきたが、他のどのチームよりも、ハードワークしているし、またそれと同時に楽しみとも、充実しているような印象があるので、非常に今、チームは良い状態であると言える」。
「とはいえ、ラグビーのレベル面においては、引き上げが必要と感じている。そこには魔法のようなものはなく、チームとしてはゲームの基礎的な部分、キャッチパスなど、そういったところに取り組んでいるので、継続して取り組みを続けていきたい」と続けた。