韓国・富川国際ファンタスティック映画祭 2024、5つの注目ポイントを振り返り!
毎年7月にソウルのお隣、富川市で開催される富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭は1997年にスタートし、今年で28回目。BIFANの愛称で知られ、サスペンスやスリラー、アニメ、ファンタジーなど、個性豊かな作品を約10日間にわたり多数上映。韓国スターも続々登場し、日本から柳楽優弥や三谷幸喜も会場入り。ユニークな映画祭の今年の見どころを一挙にプレイバックする。 【写真】ヒョンビンも惚れた、「愛の不時着」ソン・イェジンの“愛されスタイル”を大解剖
今年の顔は、ソン・イェジン!
富川国際ファンタスティック映画祭では毎年、ひとりのスターに焦点を当てる俳優特別展が開かれるが、今年はソン・イェジンが選ばれた。「愛の不時着」で共演したヒョンビンとの結婚、そして出産で2年以上、俳優業を休んでいたソン・イェジンにとっては、これが久々の公の場であり、大きな注目を集めた。
あいにくの雨だったが、7月4日の開幕式レッドカーペットにイェジンが輝くような純白のドレス姿で登場すると、観客の盛り上がりも最高潮に。チョン・ドヨン、チョン・ウソン、キム・ヘス、ソル・ギョング、チェ・ミンシクに続いての名誉を受けたことに「私がこの先輩たちの中に入るなんて畏れ多いですが、とても光栄です」と笑顔で挨拶した。
翌日の記者会見と「One and Only」と題された展覧会には、イェジンは白いパンツスーツ姿で登場。『罪深き少年たち』などの監督でもあるチョン・ジヨン組織委員長は、ソン・イェジンを「美人というのは見た目が良すぎて実力を正当に評価されない傾向がある。でも彼女は誠実な努力でそれを突破した」と、イェジンを今年の顔に選んだ理由を語った。
“国民の初恋”と言われ、清純派の代名詞であるソン・イェジン。「自分で自分の全盛期はいつだと思うか?」という斬りこんだ質問に対して、イェジンは「見た目の全盛期で言えば20代前半、『ラブストーリー』や『私の頭の中の消しゴム』の頃だと思います。40代になった今の私は、同じ顔や表情はできません。美しく年齢を重ね、年齢に合った自分らしい顔を獲得していきたい」と語った。 結婚、出産で2年以上俳優業を休業しているが、「この2年で私の生活は一変しました。子育ては大変ですが、息子が離乳食を食べてくれただけで幸せになれる。日常を楽しんでいます。今までは短距離ランナーという感じで常に全力疾走で仕事をしていましたが、今後はもう少し余裕を持って仕事をしていきたい」と今の心境を明かした。記者から「復帰作はパク・チャヌク作品では?」と聞かれると、「それは私の口からはまだ言えないんです。公式発表を待ってください」と言うにとどめた。