効率化の罠!B2Bマーケティングにおける「面倒なこと」の本当の価値
面倒なことから逃げない
私自身、B2Bマーケティングに携わっていて思うのは、本当に成果を出すためには「泥臭くて面倒なことを積極的にやらなくてはいけない」ということです。 効率化だけをしたいなら、費用対効果が見えやすいWeb広告だけやればよいでしょう。しかし、そういったわかりやすく効果が出る施策だけだと、先細りになってしまい、短期的にはよくても、中長期的には大きな成果は得られません。 だからこそ、あえて一見効率が悪そうな、面倒なことにも取り組まなくてはいけません。たとえば、以下のようなことです。 ・顧客にデプスインタビューをする ・営業の商談に同席する ・市場調査をして、課題を把握する ・SEOのための記事をコツコツ制作する ・展示会へに出展する ・ウェビナーやイベントを実施する お恥ずかしい話ですが、かつての私は、Web集客こそが最強の集客方法だと感じていました。しかし、現職で展示会に出展するようになってから、その認識が変わりました。 展示会は、準備や運営にとても手間がかかり面倒なのですが、そのインパクトは想像以上に大きかったからです。Webではとうてい出会えなさそうな会社の方と接触できたり、たった数日でかなりの数の見込み顧客を獲得できたりしています。 こういった面倒なことを通して、得られる成果はかなり多くあります。そしてその成果は他社との差別化となり、中長期的な価値を創造してくれるのです。 ときには「効率化したい」「楽をしたい」という誘惑に駆られるでしょう。しかし、面倒なことから逃げないことが、仕事の成果にも、自分自身の成長にもつながるのではないかと思っています。
おわりに
この記事では、効率化の罠と面倒なことの本当の価値について紹介しました。 業務の無駄を省いていくという意味での効率化は、非常に重要な考えです。逆に、「面倒なこと」にリソースを費やしすぎると、いくら時間やお金があっても足りません。 マーケターとしては、事業成果を見据えて、この効率化と面倒なことのバランスをうまく取ることが重要なのではないでしょうか。 まずはぜひ小さくてもいいので「面倒なこと」に取り組んでみてください。その小さなアクションが、次の道を開いてくれるかもしれません。 この記事に関連して、みなさまの経験や成功、失敗談などあれば、ぜひX(旧Twitter)でお聞かせください。最後までお読みいただき、ありがとうございました!