露国境でアパートが部分崩壊 当局ウクライナの砲撃を非難
ベルゴロド、ロシア、5月13日 (AP) ― ロシア西部ベルゴロド州で5月12日、10階建てのアパートの一部が崩壊し、少なくとも住民13人が死亡、20人以上が負傷した。ロシアは越境砲撃で建物が崩壊したとして、ウクライナを非難している。 崩壊現場で生存者を捜索中にも、建物の階段部分が崩れ落ち、捜索に当たっていた救助隊員らが逃げ惑う様子がテレビで放映されたが、ロシア非常事態省は、13人の死亡を確認した。 また、ロシア捜査委員会は、10階建ての集合住宅はウクライナからの砲撃で部分的に崩壊したと述べたが、国防省がSNSに投稿したところでは、ウクライナが発射した自走式戦術弾道ミサイル「トーチカ」が迎撃され、残骸がアパートの階段部分を破壊したという。 ウクライナの国境からわずか37キロしか離れていないベルゴロドは11日も、ウクライナからの攻撃で1人が死亡、29人が負傷した。 2023年5月以降、ロシアの国境沿いの町や村は、ウクライナのドローン攻撃を受けており、砲撃は主に国境周辺の村落部に集中していた。しかし、昨年12月には、ベルゴロド市の中心部に対する砲撃で、25人が死亡したことから、市当局は公共の退避壕の建設を進めている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)