東大生はお年玉をいくらもらうのか。半数以上が「世帯年収950万超え」の“裕福な家庭”だが…
―[貧困東大生・布施川天馬]― あけましておめでとうございます。年明けの挨拶や親せきの集まりなど、何かと忙しい新年ですが、子どもの頃はどれも退屈に感じるものでした。 唯一楽しみだったのが、お年玉。自分で稼げない子どもにとっては、年に一度きりのボーナスにも等しい存在でした。誰からはいくらもらえるだろうから……と捕らぬ狸の皮算用をしたのも良い思い出です。 私の家は貧乏で、親戚も少なかったので、多くても2万~3万程度しかもらえませんでした。私は中高私立の学校に通っており、クラスメートたちが目が飛び出るような金額のお年玉をもらっているさまを羨ましく感じていたものです。 昔は、お金持ちの家ほど、子どもに大量のお年玉を配るような気がしていました。ですが、本当にそうでしょうか? どうせ使いきれない金額を、子どもに与えるような親がどれだけいるでしょうか。 お金持ちといえば、東大生の懐事情は気になるところです。東大の半数以上は世帯年収950万以上といわれていますから、きっとそれなりの金額をもらっているはず。 今回は、東大生20人に「いくらお年玉をもらっていたか」についてインタビュー調査を行いました。
東大生のお年玉事情
① 0~5万円 ② 6~10万円 ③ 11万~15万 ④ それ以上 上記、4項目で調査を行いました。回答者は20名。 ①17名 ②3名 ③0名 ④0名 内訳は上記の通り。 ほとんどが5万円以内であったと回答しており、思ったよりも東大生のお年玉は多くない様子。 ただし、これは一番多かった年について聞いているので、人によっては、「親戚の集まりがあるかないかで大きく変わる。集まりがあった場合は、最高で20万くらいもらったこともある」と答えてくれた子もいました。 確かに、一人の大人から10万とかもらっているイメージはなかなかありません。多くの大人に挨拶する機会があればあるほど、お年玉の総額が増えるといったほうが正しいのでしょう。