キャリアの未来図、描いてる? 理想の「キャリアパス」を考えるための3つのステップ
現代のビジネス環境においては、キャリアパスを明確にする重要性が高まっています。その背景には、ビジネス環境の変化や労働市場の競争激化、働き方・キャリアの多様化などが大きく関わっています。 【写真】最高体重100kg! 元・巨漢で東大卒の夫…マラソンにハマり別人級の爽やかイケメンに 将来のキャリアをどのように築いていくか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事では、キャリアパスを自分で考えるメリットや基本的な作成手順を解説します。
キャリアパスとは
キャリアパスは、直訳すると「キャリア(経歴・職歴)の道」です。一般的には企業が従業員に対して提示する昇進・昇給モデルを指し、個々の従業員が目指すゴールへの道筋と言えます。 近年はワーク・ライフ・バランスの重視や働き方の多様化に伴い、従来のような終身雇用型のキャリア形成が崩れつつあります。またデジタル技術の発展により、新しいスキルが必要とされています。 このような変化に対応するには、長期的なスキルアップやキャリア戦略を立て、自分の価値を高めていくことが大切です。自分自身が将来どのように成長したいのか、どのような働き方をしていきたいのかなど、具体的なキャリアパスを描く重要性が高まっていると言えるでしょう。
キャリアパスと類似用語との違い
キャリアパス以外にも「キャリア」を含む言葉は多々あります。 それぞれの意味や特徴を理解しつつ、キャリアパスが持つ役割を把握していきましょう。 <キャリアプラン> キャリアプランとは、個人がこれからどのようなキャリアを築いていくかを大まかに計画することです。 現在の企業での昇進だけでなく、人生全体でどのようなキャリアを歩んでいくかを考えるものであり、転職や独立も含まれます。たとえば「20代後半までに専門スキルを磨いて、30代で独立する」という計画もキャリアプランの一例です。 <キャリアアップ> キャリアアップとはスキルや知識、能力を身に付けて、自分の市場価値を現状よりも向上させることです。昇進だけではなく、スキルを磨いたり、人脈を広げたりすることも含まれます。 キャリアアップは、成長を目指すプロセスの一環であり、自分の目指す姿に近づくための手段とも言えます。 <キャリアデザイン> キャリアデザインとは仕事だけでなく、プライベートも含めた人生全体の設計を考えることです。 ワーク・ライフ・バランスを実現するためには、仕事だけでなくプライベートにも重点を置くことが大切です。どのような働き方をしたいか、どのような人になりたいかといった人生全体を考えた計画を立てると、自分に合った働き方や生き方を見つけることができるでしょう。 <キャリアビジョン> キャリアビジョンとは、仕事や人生、価値観をもとに描く理想の自分像です。具体的には、将来どのような自分になりたいか、どのような状態が理想かを描いたものです。 キャリアビジョンは、あくまで「なりたい自分」の姿であり、今の自分の状況や実現できるかどうかは気にしません。自分が目指す方向性を明確にすることで、達成に必要なステップが見えてきます。 キャリアビジョンを描くときは、何を大切にするかによって変わります。たとえば、ライフスタイルを重視する場合は、家族との時間を大切にしながら、安定した仕事を続けることがキャリアビジョンになります。