「これほどのレベルは多くありません」 デンマーク人が選ぶ日本の光景ナンバーワンは 「カメラでは捉えられない」
インバウンドの増加で日本はますます“多国籍色”が強まっています。母国に持ち帰る思い出もそれぞれ。有名スポットだけではない“特別な経験”をしていく外国人も多いです。デンマークからやってきたサイモンさん、イオスフィンさんにとって、印象に残ったシーンとはなんだったのでしょうか。詳しい話を聞きました。 【写真】デンマーク人が日本で「カメラでは捉えられない」と圧倒された光景 実際の写真 ◇ ◇ ◇
日本の伝統と最新テクノロジーの両面をたっぷりと堪能
2人は首都コペンハーゲンから遠路はるばる日本にやってきました。 旅行で印象に残った場面を聞くと、イオスフィンさんは、「自然です。とても美しいですね。デンマークには山がなく、とても平らなので」と笑顔を浮かべます。サイモンさんも、「デンマークは完全に平らだよ。まるでパンケーキの国みたい。だから山を見に行ったんだ。京都にモンキーパークがある。そこは大きな川、大きな山があった。そして私たちはただこれはすごいと感じた。美しかった」と相槌を打ちました。 たとえツアーで来ても「ローカルなもの」を追い求める外国人。 彼らは今回、意外な場所にも足を延ばしました。 「私たちは伝統的な山車のあるお祭りに行きました。川越まつりです。彼らは美しい山車を持っている。本当に美しい!」とイオスフィンさん。 10月19日、20日に行われた川越まつりは江戸時代発祥とされる「関東三大まつり」の一つで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。人形を乗せた絢爛(けんらん)豪華な山車が蔵造りの街を練り歩き、山車が向き合い互いに演奏する「曳っかわせ」(ひっかわせ)が最大の見どころです。今年は73万8000人が来場。その迫力を間近で体感し、サイモンさんも「それはそれはかっこよかった」と余韻に浸りました。 一方、自然や伝統だけでない日本の魅力にも魅了されました。 イオスフィンさんは、「東京はとても大きい。私たちは湾岸部に行きました。チームラボのアートミュージアムはインスタ映えしますね」。豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」はインバウンドに大人気のスポットです。空間を使ったさまざまなアート、最新テクノロジーが訪れる人々を驚かせます。