【ソフトバンク】現ドラ“最高評価”上茶谷大河を獲得できた理由「手前みそになりますが」三笠杉彦GM
ソフトバンクが現役ドラフトで獲得した前DeNAの上茶谷大河投手が12日、みずほペイペイで会見を行った。同席した三笠杉彦GMは「リストの中で来てほしいと思っていた選手が来てくれた」と他の11球団がリストアップした選手のうち、上茶谷を球団として最も評価していたことを明かし、その上で獲得に成功した理由についても語った。 現役ドラフトのルール上、評価の高い選手を獲得するには、自軍も他球団から評価される選手を“提供”しなければならない。つまり日本ハムに移籍した吉田賢吾捕手も相当、他球団から高い評価を得ていたことが推し量られる。 ソフトバンクにとって今オフ、最優先して補強すべきは先発陣。同GMも「注力していかないといけないところ」と強調するところだ。では先発ローテに割って入る期待値のある選手を獲得するため、出血覚悟でポテンシャルの高い選手を放出したのか。同GMは以下のように述べた。 「やや手前みそになりますが、他球団が高い評価をしてくれる選手はホークスにはたくさんいる。(良い選手をリリースしたというのは)ご指摘の通りなんですが、我々が取り立てて出血覚悟で出したと言うよりも、普通のプロセスの中で、元々(自軍の)評価の高い選手を、他球団も高く評価してくれたということ」 同GMは「球団フロントの立場として、球界にいる人材を適材適所で活発化することに賛成」という立場。今後もトレードなどで戦力の移動を推し進めていくことになる。
報知新聞社