竹内由恵さん「その時なにより家庭を作りたかったから移住に迷いはなかった」子育ての日々を初の漫画エッセーに。おもしろほっこりなママ目線に共感!
仕事と育児のバランスは日々葛藤!
現在は、都内で仕事があるときは新幹線に乗って出勤。子育てと仕事も両立されています。 ――都内に行く際はお子さんと離れる時間も多いと思いますし、やりくりが大変なのではと予想します。どんなふうにしていますか? 竹内さん 「あらゆることに頼ってなんとかやってるっていう感じですね。基本は保育園に預けられる時間内に東京に来て、お仕事して帰るっていうのがベストだと思っています。 それができない時もあるので、子どもたちを連れて東京の実家で預かってもらうことも。でも私だけで子どもたちを連れて東京に行くのはものすごい体力を使いますし、ひとりだとできる移動中の作業ができなくなるのでなるべく避けたくて。 そういう意味では、私の帰りが遅い時、保育園のあとは義理の母に預かってもらうのが一番ありがたいなと感じています。義理の母が難しい時は、ベビーシッターさんにお願いしながらやりくりしています」 ――仕事と子育てのバランスに悩まれたことはありますか? 竹内さん 「しょっちゅうあります。基本的に仕事は週3ぐらいのペースですが、フリーで働いているので偏ることもあって。1週間毎日仕事でほとんど会えないこともあるんです。 そうなると一気に子どもが不安定になってしまって。私も仕事がすごく好きでたくさんやりたいって思うんですが、やっぱり毎日新幹線通勤をするのは厳しいなと感じています。子どもが不安定だと自分も気持ち落ち込んでしまいますし。そのバランスは日々葛藤ですね。 いただいたお仕事はできれば請けたいので、忙しくした翌週はなるべく子どもとの時間を作ろうとか、週末はたっぷり一緒に過ごそうとか、調整するようにして軌道修正をして、またお互い頑張ろうって。 うちの子の場合は不安定になると明らかに怒りっぽくなるので、変化に気づけるように子どもの表情、しぐさや発言は特に気にするようにもしています」 ■自分がしてもらったように子どもとたくさん旅行したい ――最後にママとして、竹内さんご自身としての夢はありますか? 竹内さん「ママとしては子どもたちとたくさん旅行に行きたいです。自分が海外に住んでいたとき、親が旅行大好きで、毎週のようにいろいろなところに旅行に行っていました。家族の思い出も旅行が多くて。 それと同じようなことを自分の子どもたちとできたらいいなという風に思っていますし、自分が感動した場所にはぜひ行きたいです。 私のなかで印象的だったのは小学校6年生のときに、車で2週間くらいかけて訪れたグランドキャニオン。本当に見たことのないような美しい景色に感動して、小学6年生ながらに自分ってこんなにちっぽけな存在なんだっていう風に思ったんです。 できる限り、子どもたちが小さい間に行けたらいいなという風に思っています。 個人としては、子どもたちも大きくなってきたので、自分発信で色々挑戦したいです。今回の漫画の書籍化も、これまでやってきたことが形になって自分にとっては嬉しい出来事です。 そのほかにも静岡に引っ越してきてから大好きなコーヒーの焙煎にも取り組んでいて、それをお仕事として、自分が焙煎したコーヒー豆を販売するっていうのを挑戦したいですね。 努力できるところは自分から努力して、好きなことをなんか突き詰められたらいいなと思ってます」
子育て中のママが共感できるエピソードがいっぱい!
エッセーにはにぎやかな日常だけでなく、小さいな新生児を育てるなかで感じた焦燥感や、切実な授乳事情など、そのときにしかわからない繊細な気持ちも赤裸々につづられています。今子育て中のママだけでなく、子どもが少し大きくなったママもきっと共感できるポイントがいっぱいです。 現在はInstagramでの育児漫画は一旦お休みしているそうですが、今後再開する可能性も。気になった方はこちらの本はもちろん、竹内さんのInstagramもぜひチェックしてくださいね。
取材・文/長南真理恵 写真/黒石あみ