未知の12月開催となるスーパーGT最終戦鈴鹿、GT500ウイナー&ポールポジションを編集スタッフがガチ予想
2024スーパーGT第5戦鈴鹿のGT500クラス予選ポールポジション(PP)と決勝レースのウイナーを、今回もオートスポーツweb編集スタッフがズバリ予想します。台風襲来の影響で、本来であれば8月31日~9月1日の週末に行われるはずだったレースが延期され、巷で「クリスマス」の文字が溢れる12月の寒い時期の開催になったことに加え、、全車がサクセスウエイト0kgで並ぶこの一戦。正直どんなレースになるか読めませんが、長年の経験と勘を頼りに、個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます! 【写真】スタンレー電気が手掛けた新型照明が導入されたSTANLEY CIVIC TYPE R-GTのピット ●V(最近記憶力の低下を感じています)のウイナー予想 ◎本命:#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT 〇対抗:#36 au TOM’S GR Supra △大穴:#23 MOTUL AUTECH Z PP予想:#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT 前戦のもてぎで本命とPP予想を大外ししたものの、大穴としたau TOM’Sの優勝で“してやったり”のVです。シーズン最終戦では3度目の的中を狙います!(誰も褒めてくれないので自分でアピールしていかないと。笑) さて、その最終戦の舞台は鈴鹿。開催時期はなんと12月で、全車ノーウエイト。前例のないシチュエーションを前に戸惑うばかりですが、今回のウイナー予想では、各ラウンドでおおむね安定して上位に入り現在ランキング2位につけている100号車STANLEY(山本尚貴/牧野任祐)を本命に推したいと思います。今季ここまで勝利はありませんが、最後の最後にホンダのホームで魅せてくれると予想。例年、寒い時期はホンダエンジンが伸びますしね。 ちなみに100号車がポール・トゥ・ウインを実現させたとしても、対抗に挙げる36号車au(坪井翔/山下健太)は5ポイント以上を積み上げれば逃げ切り成功となるため、チャンピオン争いの面ではトムスの勝利が手堅いかと。大穴の23号車MOTULでは千代勝正の相棒であるロニー・クインタレッリが、この鈴鹿戦を最後にスーパーGTを退くだけに有終の美を期待したいところです。 ●ゴトー(GTからSFテストの鈴鹿生活のはじまり)のウイナー予想 ◎本命:#36 au TOM’S GR Supra 〇対抗:#14 ENEOS X PRIME GR Supra △大穴:#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT PP予想:#3 Niterra MOTUL Z シリーズチャンピオン:#36 au TOM’S GR Supra 開催延期を経て、最終戦として行われる第5戦鈴鹿。サクセスウエイトなしの鈴鹿戦かつ、12月の本戦という未知の要素が多い一戦でのチャンピオン決定レースという情報量の多い週末になりますが、ランキングトップの36号車au(坪井/山下)はあらゆる面で隙がなさそうで、今回も大本命の一台です。 タイトル獲得条件記事を掲載しておいて何ですが、36号車auがノーポイントでレースを終えることも考えづらく、チャンピオン争いもほぼ決したようなものです。ただ、そこでミラクルが起こるのがスーパーGTというレース。あっと驚く逆転劇がもしかしたらあるかもしれないので、大穴は100号車STANLEY(山本/牧野)です。 同じ鈴鹿が舞台の第3戦ではスープラ勢がワン・ツーを飾っており、特に2位の14号車ENEOS(大嶋和也/福住仁嶺)はペナルティがなければ勝っていた可能性が高いので、今回も上位を争うはずということで対抗に。3号車Niterra(高星明誠/三宅淳詞)はチームチャンピオンの可能性アリということで、予選から速さを狙ってくるはず。 ●ハルロウ(GT取材デビューから、かれこれ16年目。サムサニモアメニモマケズ安全運営で)のウイナー予想 ◎本命:#36 au TOM’S GR Supra 〇対抗:#37 Deloitte TOM’S GR Supra △大穴:#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT PP予想:#3 Niterra MOTUL Z ノーウエイトで行われる最終戦鈴鹿。異例の12月開催の寒さや、コンディションの違いなどの条件はどのチーム、マシンも一緒なだけに、大きな差にはならないはず。第3戦の鈴鹿でワン・ツー・フィニッシュを飾ったトヨタGRスープラ勢が今年の鈴鹿マイスターなのは間違いなさそうだ。鈴鹿の高速コーナー、S字での切り返しのパフォーマンスを向上させるためにフロントボンネット内部の構造物を低重心化させた2024年型GRスープラの取り組みのは、この最終戦で華やかに結実すると見る。 そのGRスープラ勢の中でも、ポイントランキングを見てもわかるように36号車au TOM’S GR Supra(坪井/山下)のレースでの安定感と速さはピカイチ。シーズン後半で調子を上げてきたチームメイトの37号車Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)と、ワン・ツーのトムス・パーフェクトウイークを形成する可能性が高そう。唯一の気掛かりは前回の第8戦もてぎで発生したトラブルだが、当然、この鈴鹿では対策はしているだろう。ホンダ、ニッサンのライバル陣営がどこまでトムス2台を防げるかが、見どころになりそうだ。 [オートスポーツweb 2024年12月06日]