キム・ヘソン（左）と大谷翔平

　ドジャースは3日（日本時間4日）に韓国キウムからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた金慧成内野手（キム・ヘソン＝25）との契約に合意したと発表した。3年1250万ドル（約19億6000万円）で、2028、29年の2年間がオプションで最大2200万ドル（約34億6000万円）になる可能性がある。交渉期限まで残り2時間と迫る中で駆け込みで合意した。 　大谷は自身のインスタグラムのストーリーにMLB公式X（旧ツイッター）の移籍を伝える投稿を引用し、炎の絵文字とともに韓国語で「ようこそ、友」と歓迎した。米サイトのドジャース・ネーションは韓国メディアの報道として「大谷はFA交渉のためにロサンゼルスに滞在していたキムと会ったという。大谷はキムに『たくさんのアドバイス』を与えた」と紹介した。 　キムは23年3月のWBCで韓国代表だったが、日本戦は出場しなかった。昨年3月の韓国開幕戦前に行われたエキシビションゲームに韓国代表の「1番・二塁」で出場し、大谷が3打席目に一、二塁間に放った強烈なゴロを好捕している。 　キムはKBO8年間で通算打率3割4厘、7年連続で20盗塁以上をマーク、21年には46盗塁を記録している。昨年は打率3割2分6厘、11本塁打、30盗塁だった。守備にも定評があり、KBOゴールデングラブ賞を4年連続で受賞。21年は遊撃手で22年以降は二塁手で選出されている。 　内野のバックアップとしての起用になりそうだが、韓国でも大人気の大谷との“合体”に韓国は大騒ぎになりそうだ。