寄せ書き帳が全国3100高校分!同郷人つなぎ「関係人口」増やす新橋の居酒屋 「東京の中の“地方”」その7
東京・新橋の「有薫酒造」にある「高校よせがきノート」の青森高校版
前回は、江戸時代においても現在のような人口の“東京(江戸)”一極集中が生じていたこと、そして、国立社会保障・人口問題研究所の「人口移動調査」に拠りながら、現在における各地方からの東京(首都圏)への人口流出の実態を紹介した。特に、青森県の場合、青森県生まれの人々の一割以上が首都圏に流出していることも紹介したところである。今回はそうして青森県を離れ、首都圏に暮らしている人たちが、どのように青森県という故郷とつながりを維持しているのかについて述べてみたい。(小山内豊彦・青森県立保健大学社会福祉学科特任教授)
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