「わんだふるぷりきゅあ!」の売り上げ好調を支える3つの要因と、その裏で見えてきた「子ども」「大人ファン」の共存問題
お子さまに迷惑を掛けない
プリキュア20周年を機に、プリキュア公式側も今までは明言していなかった「大人層への展開」を公言し、商品ターゲット層の一つにしてきています。 それはターゲット拡大のためとても良いことで、事実売り上げも伸びているのですが、その弊害で一部の大人が「子どもたち」の領域にまで踏み込み迷惑を掛けてしまう事例が今まで以上に観察されるようになってきています。 もちろんルールやマナーを守っている大人ファンが大多数なのですが、ごく一部のルールやマナーを守らない大人のために、子どもたちが怖い思いをしてしまっては子どもたちに申し訳ないですし、ひいてはプリキュアというコンテンツの衰退につながってしまいます。 明文化された「ルール」を守るのは当然として、「マナー」に関しては個々人にゆだねられる部分も多く、大人ファンのモラルが試される機会もこの先さらに増えてくるものと思われます。 大人向けのグッズもあるからといっても、プリキュアのメインターゲットはお子さまと家族連れであることは変わりません。 プリキュアのイベントにおいては、大人ファンのお客さまは「お子さま、家族連れには絶対に迷惑を掛けない」という古(いにしえ)からの不文律を再度、心に留めておく必要がありますよね。 自戒を込めて。 (C)ABC-A・東映アニメーション
著者:kasumi プロフィール
プリキュア好きの会社員。2児の父。視聴率などさまざまなデータからプリキュアを考察する「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日に公開した記事「娘が、プリキュアに追いついた日」は、プリキュアを通じた父娘のやりとりが多くの人の感動を呼び、多数のネットメディアに取り上げられた。
ねとらぼ