両監督と同僚が大谷翔平の43号3ランに驚嘆した理由とは…「117球を投げた翌日に彼は休みたかったのか?いや違う」
また完投勝利をマークした同僚のホセ・スアレスは通訳を通して、「正直、我々が見ていることは信じられないものだ。フィールドで行っているすべてのことがこの世界の物とは思えない。彼のチームメートであることは本当にすごいことだ」と大谷についてコメントしたという。 地元紙のオレンジカウンティレジスター紙は、今季チーム初完投勝利をしたスアレスを見出しに取ってクローズアップしたが、当然、大谷の本塁打についても触れた。 「大谷の6回の3ランは、彼がキャリア最多の117球を投げた次の夜にもたらされた。マドン監督は、試合前に大谷が重い責任を負った後で1日の休みが必要と考えていたが、大谷は問題ないと断言した」と、「2番・DH」で出場した舞台裏を紹介。 「この本塁打は、この1カ月半で、もっとも長いスランプにあった大谷の24打数1安打の後にやってきた」とスランプ脱出の一打になる可能性が高いことを示唆した。 ロサンゼルスタイムズ紙は、「エンゼルスが勝利。大谷が本塁打、そしてスアレスが完投」と、投打のヒーロー2人の名前を見出しにとって報じた。 「1-0のリードで迎えた6回表に、二刀流スターの大谷がレンジャーズ先発アラードに対して走者を一、二塁で打席に入った。彼は前夜に117球の登板を終えたばかり。マドン監督は、『負担がとても多かったかもしれない』と心配していた。では、大谷は休みたかったのか? いや違う」と大谷のタフネスぶりを強調した。 「単なる痛みといった症状が普通の人間が抱える問題に過ぎないことを、大谷は今シーズンに幾度となく見せつけてきた。彼は、アラードが投じた初球を右翼席へと消し去る3ランで土曜夜のエンゼルスタジアムに熱を送り込んだ。また、これも語り草となるだろう一打だ」と絶賛。 「8回の次の打席で、いつものポーズを取ると、『M-V-P』の連呼が観客の間で上がり、その大きさは、彼が本塁打を打った後に夜空に炸裂した花火に近いものだった」と、スタジアムの様子をレポートした。大谷狂騒曲はまだまだ終わらない。