全米メディアも大谷翔平メジャー初の本盗成功に衝撃…「彼にフィールドでできないことは何もない」
エンゼルスの大谷翔平(27)は8月31日(日本時間1日)、本拠地アナハイムでのヤンキース戦に「2番・DH」でスタメン出場し、申告敬遠で出塁した5回に二死一、三塁から三塁走者としてメジャー初となるホームスチールに成功した。一塁走者のフィル・ゴセリンがディレード気味に二盗を仕掛け、打者のジャレット・ウォルシュもスイングしてサポート、慌てたようにしてキャッチャーのゲーリー・サンチェスが二塁送球したことを確認すると、絶妙のタイミングでスタートをきった。遊撃手のバックホームと、クロスプレーとなったが、サンチェスのタッチをかいくぐり左手でホームを先に触わる“神スライディング”で6-2とリードを広げた。 4回にも一、二塁で一塁走者としてダブルスチールに成功している大谷は、今季の盗塁数を21、22個と増やした。大谷は2打数無安打2四球2得点でチームの3連勝に貢献。42号、8勝をマークし、打って投げるだけでなく足でも魅せる“大谷劇場”に全米メディアはまた大きな盛り上がりを見せた。
ウオルシュが「とても見事で素晴らしいことをやった新たな夜」
「SHOがホームスチール…『とても見事だった』」と、一番近くでホームスチールの瞬間を目撃したウォルシュのコメントを見出しにとって報じたのはMLB公式サイトだ。 「大谷が野球のフィールドでできないことは何もないかのようだ。ヤンキース戦で彼はかつて自分でやったことのないことを行った」と大谷にとってメジャー初となるホームスチールを伝えた。 同メディアは、スイングすることでダブルスチールを手助けしたウォルシュの絶賛コメントを掲載した。 「顔を上げたらショーがホームに滑り込んできた。”ワオ!オーケー!とても見事だ”という感じだった。すごかった。ショウヘイが素晴らしいことをやった新たな夜だった。ショーを毎日見ることは特別な楽しみだ」 そして「アメリカン・リーグMVPの最有力候補である大谷にとって、これは2つ目の盗塁だった。大谷はメジャートップを走る42本塁打に加えて22盗塁をも記録している。彼はホセ・カンセコ(1988、91、98年)、アレックス・ロドリゲス(1998、2007年)、ケン・グリフィーJr.(1999年)に加わり、1シーズンで少なくとも42本塁打、22盗塁を記録したア・リーグ史上4人目の選手となった。そして、彼はマウンドで19度先発して105イニングで8勝1敗、防御率3.00で127三振を奪っている」というデータを付け加えた。