4/1から成人年齢が18歳に引き下げ―今年新成人となる鈴木福さんが考える「大人」とは?
民法改正により、2022年4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられる。2011年にフジテレビ系ドラマ『マルモのおきて』に当時6歳で出演し、一躍お茶の間の人気者になった鈴木福さんも、今年の6月で18歳を迎え“成人”となる。最近では報道番組のコメンテーターを務めるなど、俳優業以外にも活躍の場を広げている鈴木さんに、「大人」になることについて聞いた。(Yahoo!ニュース Voice)
学校の授業でも確定申告について教えてほしい
――4月から成人年齢が18歳に引き下げられることについてどう思いますか? 鈴木福: 18歳になっていろいろな可能性が広がるのはいいことなのかなとは思いますけど、僕自身にとってはそれほど大きな変化ではないですね。小さな頃からある程度責任を負って仕事していますし、18歳になったからといって僕にすごく責任が増えるってわけでもないので。 ただ、18歳になると僕らは何ができるようになるのかとか、背負わなければならない責任についてもっと学べる機会があるといいなと思います。僕は報道番組のコメンテーターをさせてもらうことも増えたので、こういったことを意識して勉強しようと思うようになりましたけど、こういうお仕事をしていなかったら学ぼうとは思わなかったかもしれない。高校生でもニュースを見て自分なりの意見を持とうとしている人もいるけど、そうではない人もいると思うんです。 だから、例えば、確定申告とかクレジットカードの契約、ロシアとウクライナの問題についてどう思うかといった話を学校の授業でも扱ってほしいんですよね。 ――18歳を迎えて成人になったら、やってみたいことはありますか? 鈴木福: 成人とは別の話になりますが、18歳になると深夜に外出していても補導されなくなるじゃないですか。だから、ちょっと遅い時間に先輩方にご飯誘ってもらうことが増えたりするのかなって思うと、すごく楽しみです。 僕が子どもだというのを理解したうえで誘ってくださる方はこれまでもいらっしゃいましたけど、外出できる時間が限られているのでスケジュール調整が難しくて、なかなかご一緒できなかったんです。番組の打ち上げが19時から始まっても、家から遠い場所だとすぐに店を出ないといけないこともありましたし、それがなくなるのはいいなって思いますね。 ――成人になると自分でクレジットカードの作成やローン契約ができますが、いまお金の管理はどうされていますか? 鈴木福: 親から使えるお金をもらっていて、半お小遣い制みたいな感じですね。ただ、いまは自分のお金をすべて自分で管理したいという強い希望もないですし、そもそも自分の貯金額もよくわかっていないので、まずはそのあたりをしっかり把握しないといけない。 自分でお金を管理しないといけない年齢なのに、未だに全く自分のお金のことを知らないのは危ないですよね。自分で貯金を管理して、こういう風にお金を使おうとか、しっかり節約しようといったことを、早め早めにやっていかなきゃなとは思います。 ――成人になったら、買ってみたいものはありますか? 鈴木福: ちょっと高い買い物をしてみたい気持ちはあります。この間、芸能界の先輩とお話ししたときに、先輩が18歳のときに買った車の動画を見せてもらったんですよね。18歳のときに車を買えるくらい頑張ってたわけだし、そうすることで自分の士気を高めてたなんてすごいなぁって。だから、僕自身も18歳の1年間のうちに、何か大きな買い物をするっていう目標はアリかなってそのときに思いました。 ただ、両親は僕のお金づかいに関してはすごく厳しくすると思うんですよ。たとえば成人になったときに両親へのお礼として「なんか買ってあげるよ」と言ったとしても「いらないよ、大丈夫だよ」って遠慮されそうな気がするし。