入試の盲点「時計見る回数多い子」が落ちやすい訳、東大生が教える“タイムマネジメント”の新常識
時計を見る回数が多い受験生の特徴として、過去問演習のときにはあまり時計を見ていないというものがあります。いつもあまり時間を考えずに解いているからこそ、試験本番では時間が気になってしまうわけです。だからこそ、制限時間をしっかりと意識して過去問演習を行うようにする必要があります。 ■時間を意識して解くことで「体内時計」を作る 時間を意識して問題を解くことで、体内時計を作ることができます。実際、東大1年生の人たちに話を聞くと、時計を見なくても「だいたい5分くらいかな」「10分くらい経ったよね」と感覚でわかるようになっています。そうなると、時計を気にする必要がないわけです。
過去問演習のときには、「時計を試験本番の開始時間と合わせておく」のもおすすめです。共通テストの外国語筆記試験は「15時20分~16時40分」です。試験本番で時計が16時10分を指していたときに、「えーと、あと何分だ? 確か15時20分から試験が始まったから50分か」と考えているようではタイムロスになります。 過去問演習のタイミングから実際の試験時間と合わせておけば、「16時までに、大問5まで終わっていればいいペースだな」という思考ができるようになります。ぜひ試してみてください。
西岡 壱誠 :現役東大生・ドラゴン桜2編集担当