【新NISA】50歳代から「毎月3万円」積み立てると15年後にいくらになる?利回り3パターンでシミュレーション!
2024年12月20日に発表された、金融庁「NISA口座の利用状況調査(令和6年9月末時点)」によると、2024年9月末時点でのNISA口座は2508万6221口座で、2024年6月末時点でのNISA口座数2425万2356口座より、83万3865口座が新たに開設されています。 ◆【シミュレーション結果を見る】毎月3万円×15年間の積立投資で資産はいくらになった? 2024年9月末時点でのNISAにおける、10歳代から80歳代以上の買付総額約13兆7932億円のうち、最も多く買付けをしている世代は、50歳代の約2兆9260億円です。 本記事では、50歳代から新NISAを活用して、毎月3万円を15年間積み立てた場合の利回り別シミュレーションを紹介しています。 50歳代からでも老後資金の準備はじゅうぶん間に合います。 本格的な年金生活に入る前までに資産額を積み上げておきたい方は、参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAは少額投資非課税制度
NISAは、2014年1月にスタートした「少額投資非課税制度」のことです。 2024年1月から新制度の「新NISA」が開始しています。 ●新NISAは運用益が非課税 新NISAの特徴は、NISA口座で投資した金融商品から得られる運用益が非課税になることです。 通常、株式や投資信託などの金融商品に投資して、売却したときに得た運用益や受け取った配当金に対して、税率20.315%の税金が差し引かれます。 しかし、新NISAで運用すると、売却益や配当・分配金に対して非課税になります。 ただし、NISA口座で投資できる上限金額は決まっています。 ●NISA口座で投資できる「つみたて投資枠」「成長投資枠」の上限金額は1800万円 新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。 1年間に投資できる年間投資枠のうち、つみたて投資枠は120万円、成長投資枠は240万円です。 さらに、生涯保有できる非課税保有限度額は、つみたて投資枠と成長投資枠を合わせて1800万円です。 成長投資枠のみの場合、非課税限度額は1200万円になっています。 【NISAのポイント】 ・非課税保有期間が無期限 ・年間投資枠が拡大:最大360万円 ・非課税保有限度額:最大1800万円 ・非課税保有限度額:再利用が可能 ・「つみたて投資枠」の投資対象商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 ・「成長投資枠」の投資対象商品:上場株式・投資信託等 つづいて、毎月3万円を15年間積み立てた場合のシミュレーションを、想定利回り別に見ていきましょう。