【風吹ジュンさん・インタビュー/後編】72歳の風吹ジュンさん、アップルウォッチも活用中
そう、風吹さんは吸収力抜群。おもしろそうなものを感知すると、近づいて見て聞いて、自分の中に取り込んでいく。 以前は中国茶にハマって現地まで買い付けに行ったり、山登りに目覚めて、難しいといわれる立山連峰の剣岳(つるぎだけ)まで制覇したり。 そんな風吹さんの腕には今、アップルウォッチが。 「転ぶとすぐわかるやつです(笑)。こけても、階段を降りても、すぐビビって鳴るんですよ。今こけましたね? 落ちましたね?って。いやいや、早く降りただけって言いたくなる(笑)。 発売してすぐに手に入れました。携帯電話もそうだけど、こういうのって、どんどん更新していかないと取り残されちゃうでしょ? どんどんどんどん、え? こんなことができるの?って驚くのも楽しいですよ。今はスマホで撮影した写真を使って、自分だけのスタンプを作ったりして遊んでいます」 体力維持のためのジャイロトニックは、今も毎週通って継続中。先日は久しぶりに山歩きをしようと、自分であれこれ検索して山に向かったそうで…。 「とにかく宿を予約して、夜中に行って泊まったんです。でもそこは私が行きたいと思っていた山とは全然違うところで。 朝になってそれに気づいて、『ここから登れる山はあるかしら?』って、また検索したりして(笑)。本当にドジ。だけどそれも楽しいの!」 この元気、この明るさが、今の風吹さんのキレイの素。 「どこに行っても楽しいから、それがまたエネルギーになって次の仕事に向かっていける。これからも、まだまだいろんなことができそうな気がしています」
『愛に乱暴』 専業主婦・初瀬桃子(江口のりこ)は結婚8年目の41歳。夫・真守(小泉孝太郎)の実家の敷地内に建つ「はなれ」で暮らしている。料理や趣味を楽しみながら、姑の照子(風吹ジュン)ともなんとかうまく折り合おうとしてきたが、近隣で相次ぐ不審火、愛猫の失踪、度々表示される不気味な不倫アカウントなど、不穏な出来事が起こり始め、徐々に日常の歯車がズレてくる…。