小顔になりたい！ 顔の脂肪吸引の初診～施術の流れやダウンタイムを医師が解説

ダイエットを頑張っても、フェイスラインはなかなかシャープにならない、という声を多く聞きます。しかし「顔の脂肪吸引」では、気になる部分の脂肪を効果的に吸引することができるそうです。今回の記事は「顔の脂肪吸引」について、美容外科医の沼澤茂先生（SEA CLINIC 院長）にお話を伺いました。 ［この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております］

小顔になりたい！顔の脂肪吸引とは？二重あご・頬など適応箇所を美容外科医に質問

編集部： どうやったら小顔になれますか？ 沼澤先生： ⼩顔にならない原因は⼀⼈ひとり異なりますが、頬や顎下などの顔部分に脂肪がついているケースや、「エラが張っている」など筋肉や骨格に原因があること、加齢によるたるみでフェイスラインがぼやける、浮腫んでいるなどが多いですね。小顔になるためには、これらの原因に対処することが必要です。 編集部： セルフケアでも対処できるでしょうか？ 沼澤先生： むくみなどは、マッサージなどで改善することも期待できますが、脂肪や筋肉はセルフケアではなかなか難しく、逆にたるみなどに繋がる可能性もあります。そんな方には、美容外科やクリニックで脂肪を吸引することもできます。 編集部： 「脂肪吸引」は聞いたことがありますが、顔にもできるのですか？ 沼澤先生： そうですね。脂肪吸引というと、お腹や太ももなどのイメージがあるかもしれませんが、小顔になるための「顔の脂肪吸引」という治療もあります。

顔への脂肪吸引のメリット・デメリットは？ 効果がない人もいる？

編集部： 顔の脂肪吸引について、詳しく教えてください。 沼澤先生： 具体的には、頬・顎下・メーラーファット・ジョールファットなどの脂肪を、細い吸引管を用いて丁寧に吸引する治療です。さらに、バッカルファットという脂肪については、脂肪吸引ではなく「バッカルファット除去」という施術で除去することが可能です。 編集部： メーラーファットやジョールファット、バッカルファットとはなんですか？ 沼澤先生： メーラーファットは頬骨付近の皮下脂肪、ジョールファットは口元横～口角下にかけて位置している皮下脂肪を指します。バッカルファットとは、頬の中央の奥にある脂肪の塊です。 編集部： 「顔の脂肪吸引」のメリットを教えてください。 沼澤先生： ダイエットなどによる「顔痩せ」とは異なり、狙った部分の脂肪を吸引できるので、自然で美しいフェイスラインが作れるということや、確実に結果が出るかつリバウンドしにくいことなどがメリットとしてあげられます。「効果がない人もいる？」と聞かれることもあるのですが、脂肪細胞自体を取り出すので、確実にお顔は小さくなります。 編集部： では逆に、注意が必要な点はありますか？ 沼澤先生： 自由診療ということや、施術後に多少の痛みを感じる可能性があること、またダウンタイムが必要ということには注意が必要です。 編集部： ダウンタイムとはなんですか？ 沼澤先生： 脂肪吸引で吸引管を入れると組織がどうしても傷つき、中で出血が起こったり血管から水分が漏れ出したりします。これらが修復されるまでの期間がダウンタイムです。顔の脂肪吸引をされたあと、3～5日はお顔が浮腫んだような状態になります。